Aphaia です。 土曜日の理事会のために、ja での法律問題についてのレポートを上げて欲しいと要請がありました (ここでいうja とはウィキペディアだけでなくすべての日本語コミュニティを指すものと考えます)。
コミュニティでは日が浅く、法律の専門家でもない私が適任とも考えないが、コーディネータなら 喜んでいたしますというふうに Angela さんには お返事しました。
ウィキペディア内には長くユーザーでおられて、法律専門家でもある方がいらっしゃるので、 お力を貸していただければと思いました。個人的な意見を言えば、そうした方がレポートを 取りまとめるのが間違いがなくよいのではないかと思います。 使用言語は、英語でないとまずいでしょうね……
また、長く参加されている皆様には、記憶を掘り返して、 係争に到らなかったもの・解決済のものを含めて、 このようなものがあったということをご指摘いただけるとよいのではないかなと思います。
コミュニティに告知があったものを列挙してみました(敬称略、ユーザー名の頭文字のみ) Y* M* vs R* & 「日本語版ウィキペディア」 - ja.wp - 名誉毀損; 訴訟予告。訴訟には到らず解決? D* vs 「日本語版ウィキペディア」?) -ja.wp - 著作権侵害: 訴訟予告、経過不明 K* vs ? 「日本語版ウィキペディア」?- ja.wp - 不法行為? 訴訟予告、経過不明 K* vs M*, Wikipedia Foundation - ja.wt - 傷害, 不法行為 - 司法当局の介入を待たず示談により解決(問題となる編集の全削除) 百* vs ? - ja.wp - えーと井戸端BBS に訴訟予告のようなものがあったのは気のせいでしょうか?
井戸端'BBSの動きは追いきれていないので漏れや錯誤があるかもしれません。 お気づきの点があればご指摘ください。
sysop の方々には、外部との窓口に結果的にかなっておられる方もおられると思います。 コミュニティに通知されなかったものも含め、このようなものがあったということがありましたら レポートを作成される方にご通知いただければ幸いです。MLに流すことが不適当なものも あるでしょうから、文書化して、レポートを誰がまとめるのか確定した時点でその方へ お知らせいただくのがよいのではないかと思います。
こんにちは、Miyaです。 前回は操作ミスで2重投稿になってしまい、申しわけありませんでした。
On Wed, 6 Oct 2004 10:16:56 +0900 Aphaiaさん wrote:
コミュニティに告知があったものを列挙してみました(敬称略、ユーザー名の頭文字のみ)
Y* M* vs R* & 「日本語版ウィキペディア」 - ja.wp - 名誉毀損; 訴訟予告。訴訟には到らず解決? D* vs 「日本語版ウィキペディア」?) -ja.wp - 著作権侵害: 訴訟予告、経過不明 K* vs ? 「日本語版ウィキペディア」?- ja.wp - 不法行為? 訴訟予告、経過不明 K* vs M*, Wikipedia Foundation - ja.wt - 傷害, 不法行為 - 司法当局の介入を待たず示談により解決(問題となる編集の全削除) 百* vs ? - ja.wp - えーと井戸端BBS に訴訟予告のようなものがあったのは気のせいでしょうか?
井戸端BBSのワード検索 で「名誉毀損」を検索しました。お探しは以下の2箇所?
訴訟予告状 K* 投稿日:2004/06/08(Tue) 16:36 No.1715 http://taurus.kake.info.waseda.ac.jp/wikip/joyful/joyful.u.cgi?mode=res&... ※訴訟をおこす資格がないのを悟って断念?
[2713へのレス] Re: ふざけんな ! 投稿者:百* 投稿日:2004/09/20(Mon) 08:23 No.2783 http://taurus.kake.info.waseda.ac.jp/wikip/joyful/joyful.u.cgi?mode=res&...
この件ですが、理事会に知ってもらっておくとよさそうなことは いろいろあると思うので、僕も力になれればと思います。僕が 深く関与した案件もありますし。。
リーガルイシューについてというのはちょっと曖昧でいろいろ とりようがありそうですが、
遅まきながら。
Tomos
Aphaia です。お返事ありがとうございます。 そういうことでしたら、drafting を wikija-l でやりましょうか。 それとも Cc: で回して結果は報告として最終的に ML に流したほうがよいでしょうか。
私のほうは 4月の件の drafting に手を付け出したところです。現在百楽天さんと 交渉しておられるということでしたら、先ほどMLにいただいたご報告をもとに、そちらを まとめていただけないでしょうか。
厳密には ja.wp 上ではありませんが、訴訟予告とも取れる内容の投稿が氏の名義で なされていますので、一応報告しておくべきではないかと思いました。削除に関わる wikipedia 側の責任という観点からも注目に値する案件かと思いますので。
数人がばらばらに送るのもなんですので、私がまとめて board に送ります、というふうに Angela さんに返事してあるので、ご協力をお願いします。meta におこうかとも提案したの ですが、特定案件に関わっている人にあらされる(trolling)懸念があるので、それはやめて おこうと提案されました。というわけでメイルで取りまとめて送るつもりでいます。 (To: board, Cc: wikija-l)
On 7 Oct 2004 20:12:55 +0900, wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp wrote:
この件ですが、理事会に知ってもらっておくとよさそうなことは いろいろあると思うので、僕も力になれればと思います。僕が 深く関与した案件もありますし。。
ありがとうございます。よろしくお願いします。 Angela に確認しましたが、著作権関連などの法解釈問題よりは、法的係争、とりわけ 解決されていないものについて知りたいということでした。
理事会ですが meta に予定があります。この件は「その他の議題」という扱いで特記されては おりませんでした。開始時刻は、UTC18 :00 かなにかなので、日本時間だと 3:00(日曜) ですね……。議事録は公開されるので、私はあとでそれを読んで済ませようと 思っていますが、Tomos さんはあるいは出席可能でしょうか? 場所は irc://irc.freenode.com/#board です。
なお、drafting の際は、解決済みのものは関わった方の名は伏せ、 現在係争中のもの(Dolfinさんはどちらに当たるのか私は存じません。これはいかが なのでしょう)は、関係者の名前(ハンドル名)を明記するということになっていますので その旨ご配慮ください。
Aphaia です。 ぼつぼつ drafting をやっています。 基本的な状況は Tomos さんのレポートに言い尽くされているので、ユーザの増加に伴うと 思われる変化を若干書いた上で、先方から要求された個別案件についての情報を最後に 付すということを考えています。
構成は *The purpose and characteristic of this report - Aphaia et al. 個人の観点からのレポートで、ja.wp をいかなる資格でも代表するものではないこと、Tomos レポートへの言及など *General Background - 概況・Tomos レポートからの変化(RfD の rough concensus への意向)、利用規約が正式には導入されていないことなど。 *Deletion and ISP Law プロバイダ制限責任法との関係で、投稿者への通知は必要なのか、という提起があることについて。 *Legal issues related to ja in 2004 - これは短いので、後に全文をつけます(個別案件についてはこれから書きます)
この話題が重要だが漏れている、ということがありましたら、ご指摘ください。Going-on issues は投稿者自身の著作権侵害を主張する削除の申し入れがひとつ(メイルによる)、 投稿者の投稿が削除されたことを名誉毀損とする訴訟予告がひとつ(井戸端BBSによる) 名誉毀損を主張する訴訟予告がひとつ(井戸端BBSによる) の三件であると把握していますが、和解に到ったものがある場合はご指摘ください。
また、最後の件は、ja.wp のユーザが ja.wp のコミュニティのために運用する掲示板ですが これを報告に含めることについてご意見がございましたらお寄せください。 個人的には、広い意味で ja に関係する事象として指摘すべきかと思う反面、 もし水面下で話し合いがなされて取り下げが近日中に行われるようなら、 特定ユーザを危険に晒す可能性がありいたずらに事態を拡大するようなことは万一にでも 避けるべきであるし、また財団と直接関わるようには考えがたいため、言及を行わないほうが 適切なのではないかとも思います。
それでは。
冒頭につける但し書きを少し考えてみました。 ご意見・推敲などあればお願いします。
Tomos
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免責事項および警告
Disclaimer and Warning
このレポートは、個人的なものです。つまり、 ここで表明されている見解は日本語版ウィキメディアン達の 見解を代表するものではありません。このレポートは 個々の執筆者の見解の集積です。このレポートを構成する 諸部分の草稿はメーリングリストWikiJA-lで公開されています が、言語や時間の都合により、日本語版ウィキペディアで起こる ような合意形成のプロセスを経ているとは言えません。
First, this report is personal in nature. That is, views expressed in this report are not a representative view of Japanese Wikimedians. The report is an aggregation of views of individual authors. Earlier drafts of various parts of the report were presented on the mailinglist WikiJA-l for general feedback. Yet due to language and time restrictions, it is far from regular concensus-building process on Japanese Wikipedia.
同様に、このレポートで表明されている見解は、係争に 関与している人々の見解を公正に示したものでもありません。
Likewise, the views expressed in this report may not be fair representations of the views held by the parties involved in the disputes.
第2点として、執筆者はいずれも法律の専門家ではありません。 レポート内で用いられている用語は、慎重に解釈されるべきものです。 何故なら、それらは不正確であったり、誤解を招くようなものであったり する可能性が大いにあるからです。
Second, none of the authors are legal experts. The terms used in the reports should be interpreted with caution, because it could well be inaccurate and/or misleading.
第3に、執筆者はいずれも、英語を母語とする者ではありません。
Third, none of the authors are native speakers of English.
不明の点があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
Please feel free to ask for further clarifications.
On 8 Oct 2004 22:35:22 +0900, wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp wrote:
冒頭につける但し書きを少し考えてみました。 ご意見・推敲などあればお願いします。
ありがとうございます。
免責事項および警告 Disclaimer and Warning
このレポートは、個人的なものです。つまり、 ここで表明されている見解は日本語版ウィキメディアン達の 見解を代表するものではありません。
[...]
この部分はおおむね異論ありません。
WikiJA-l for general feedback. Yet due to language and time restrictions, it is far from regular concensus-building process on Japanese Wikipedia.
この後に Every part of this report has the signature of its reporter at the end. If the original is written in Japanese, signatures show its original author and translator. と分担の明確化をしたほうがいいのかなとは思いました。
第2点として、執筆者はいずれも法律の専門家ではありません。 レポート内で用いられている用語は、慎重に解釈されるべきものです。 何故なら、それらは不正確であったり、誤解を招くようなものであったり する可能性が大いにあるからです。
Second, none of the authors are legal experts. The terms used in the reports should be interpreted with caution, because it could well be inaccurate and/or misleading.
この点ですが、英米と法律用語・概念の違いがあることを付記したほうがよいかも しれません。つまり一対一で対応していない法律用語があるということです。具体的に いきあたったのは libel と名誉毀損は一対一対応ではないということです。 ---- Also there is no strict correspondence between Common Law juristical terms/concept and Japanese one reflecting diffenrences of their legal system. The terms in Japanese Law might be roughtly translated here, it could cause inacuracy and misleading too.
また、法制度の違いを反映して、コモン・ロー(英米法)における法律用語・概念と日本法の 用語・概念は厳密に対応していません。用語はおおまかに翻訳されることがあり、したがって 正確さを欠いていたり、誤解を呼ぶことにつながるおそれがあります。 ---- 別便で他の部分の下書きを送ります。 # 百楽天氏の件はレポートをしていただけるとみてよろしいんでしょうか?>Tomosさん
Aphaia です。つづき。
Disclaimers のあとにくる部分です。
■ General Background
This year we have now no legal issues or troubles on any other Japanese projects than Wikipedia (except Wiktionary deletion issue on June, see the below #Legal issues related to ja in 2004).
Situation on ja.wp has not changed from Tomos report on May (User:Tomos/Legal_discussions_on_Japanese_Wikipedia) basically. On processing deletion and blocking/banning the basis of juristic analysis are same, but recently the growth of users has reflected to the current situation. Here I point out some changes.
Decision on deletion and blocking/banning were formerly on full concensus, but now are based on rough consensus. Today it is difficult for ja.wp to reach the full consensus because of its huge population of registered users, although most of decision are made based on full consensus in fact and the request for cancellation of decision are rare in case there were opposite parties.
Certain contributers assert the deletion should be (or is expected to) noticed to the original contributors, in addition to thier agreement in advance at the time their submission. This opinion is partly based on a view of courtesy but also on the legal aspect in relation to a Japanese law, Law of Providers' Responsibility or shortly ISP Law(see the below, #Deletion and ISP Law).
Introduction of ''Terms of Use" which will be applied only to Japanese Wikipedia was proposed in February 2004, when there was no other Japanese project within Wikimedia. The proposed draft of Terms of Use was written in Japanese and discussed during February and March mainly. But the discussion is ceised after then it is still a draft. That draft is linked from MediaWiki:Lastupdate but seldom refered in the community. There is no possibility of further discussion on Terms of Use now. Other Japanese projects have no such discussion on making their own Terms of Use or shared with other projects.
(Aphaia) ■ Deletion and ISP Law
On ja every contributor is expected to read the notices below the edit window including they are consider to give the project full agreement for the possible deletion of their contribution whenever they submit. On the other hand in Japan, Law Concerning Limitation of Damages to Specific Telecommunications Service Provider and Disclosure of Sender Information, so-called ISP Law states that each deletion by the provider against the will of the user who submitted the content is relieved of their resposnsibilities of any compensation for the user concerned with notice 7 days before the deletion, if the deletion is requested by a third party because of legal violation (e.g. copyright). It has been argued if such notice to a certain user is necessary or not, specially the users themselves disagree with the deletion of their submission. In particular this argument has arisen in case users complaint such deletion has no appropriate reason and violates therefore their own right (freedom of expression?) or honor. (Aphaia) ■ Legal issues related to ja in 2004
Until Oct 7 there have been several legal issues on ja, some have already been resolved, others are going-on or uncertain if they are resolved. In this section brief information on each issue is found successively by date. Usernames are only showed for on-going issues. (Aphaia) Apparently Resolved
Suisui will provide details to the board on two issues in another mail. Here I mentioned only when they happened
1. Dec, 2003 - resolved in the early 2004 2. Wiktionary deletion; May, 2004 - resolved on June.
Going-on issues or uncertain if resolved
1. Apr. 2004 Dolfin vs Wikimedia Foundation or "Japanese Wikipedia" 2. Jun. 2004 K.M. vs "Wikipedia Japan"(sic) warned in http://taurus.kake.info.waseda.ac.jp/wikip/joyful/joyful.u.cgi?mode=res&... 3. Sep. 2004 百楽天 vs uncertain in the text; the admin of the BBS (running by an reigistered user of ja)? warind in http://taurus.kake.info.waseda.ac.jp/wikip/joyful/joyful.u.cgi?mode=res&...
(To be continued)
Aphaia です。承前。
On Sat, 9 Oct 2004 00:00:47 +0900, Aphaia aphaia@gmail.com wrote:
■ Dolfin vs WMF
Dolfin is a registered user on Japanese Wikipedia. His identity is little known for the community. After edit wars s/he has been banned in the early of April.
On 4/10 Tomos received an email from a person who stated the representative of Dorfin.
The representative of Dorfin (I call the person RoD in the below) claimed as below: the ban for Dolfin resolved the contract between Dorfin and Mediawiki Foundation (sic?), all the contributions on (ja).wp became therefore copyright violation against Dolfin. Dolfin demanded to resolve that violation, that is, deletion of all his/her contributions form Japanese Wikipedia.
http://ja.wikipedia.org/w/wiki.phtml?title=Wikipedia:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%B... The list of Dolfin's contributions requested for deletion on the first mail of RoD]
three Japanese Wikipedians who were legal professionals commented RoD's demand couldn't be supported by Japanese Civil Law, particularly the analysis of contract concept.
Replying Tomos, Jimbo mailed Tomos his order and opinion. Jimbo expressed clearly his will to reject the demand of RoD per se and order to manage RoD's request for deletion on RfD as same as other requests for deletion. No one objected to begin the process of RfD but actually procedure on those request haven't been realised.
It is uncertain if RoD and/or Dolfin took any action, although RoD stated if the deletion would be done asap, they has prepared to make their demand a legal issue. ■ K.M. vs "Wikipedia Japan"(sic)
* Background
K.M. is a registered user of Japanese and English Wikipedias. His background is little known in the community except information on his user page. According to his user page, he is a faithful of Jehovah's Witnesses, Christian or Christianity-influenced denomination. S/he was banned because of edit war and editing other user's statement on talk.
Most of his contributions were strongly controversial, because they violated the copyright of Jehovah's Witnesses publications but K.M. insisted they were her / his original writings. K.M. didn't admit those copyright violation, and after their deletion, sh/e claimed those deletions challenged to the freedom of expression and belief in a BBS serving ja.wp, and Arbitration page on en.wp.
* Warn
http://taurus.kake.info.waseda.ac.jp/wikip/joyful/joyful.u.cgi?mode=res&...
On 6/8 K.M. (or a person under his name) posted a warning of accusation to Wikipedia Japan (sic) because of libel. The post of K.M. pointed out three points who s/he considered as libel; ''unjust'' deletion of his/her articles, ''POV'' on some Christianity-related articles (the meaning of this statement is uncertain) and page protections of those articles.
私の記事の不当な削除、十字架?、復活祭?、キリスト教系の新宗教?での偏向な内容(POV)の記事記載&管理人による不当ページ保護が続いているようですので、名誉毀損でWikipedia Japanを告発する。
Because of two reasons this warning seems to be ineffective, according to some Wikipedians. First, it is uncertain what meant there ''Wikipedia Japan''; if it was intended ''Japanese Wikipedia'', according to the Japanese law, it has no legal subject; it is not even ''organisation without regal rights'', so hard to be an opponent side of a suit. Second, on those points s/he referred, it was unclear "to whom" the libel has be done. Unless K.M. is a representative of Jehovah's Witnesses, libel to J.W. (as organisation) is not a libel to K.M. as individual. And in Japanese law a suit on libel is processed only based on request of interested party.
Discussion on this issues continued to 6/11 substantially. It is uncertain if K.M. has done any other activities related to this matter.
Tomos さんのように訳を添えるべきなんでしょうが、申し訳ありません。 明日は早いので、今晩はこれで失礼させていただきます。
ポストは明日土曜日の夜(日本時間)を考えています。
推敲をもうひとつやってみました。
----- Original Message ----- From: Aphaia aphaia@gmail.com To: Mailinglist of Japanese Wikipedia wikija-l@wikipedia.org Sent: Sat, 9 Oct 2004 00:00:47 +0900 Subject: Re: [WikiJA-l] Legal issues update on ja
■ General Background
Situation on ja.wp has not changed from Tomos report on May
May-> March
(User:Tomos/Legal_discussions_on_Japanese_Wikipedia) basically. On processing deletion and blocking/banning the basis of juristic analysis are same, but recently the growth of users has reflected to the current situation. Here I point out some changes.
"the growth of user population resulted in some policy changes as follows:"
Introduction of ''Terms of Use" which will be applied only to Japanese
...
mainly. But the discussion is ceised after then it is still a draft.
"the discusion did not result in any implementation." or "the discussion subsided, and the proposal still remains at a draft status."
■ Deletion and ISP Law
On ja every contributor is expected to read the notices below the edit window including they are consider to give the project full agreement
consider-> considered
for the possible deletion of their contribution whenever they submit.
whenever -> when
On the other hand in Japan, Law Concerning Limitation of Damages to Specific Telecommunications Service Provider and Disclosure of Sender Information, so-called ISP Law states that each deletion by the provider against the will of the user who submitted the content is relieved of their resposnsibilities of any compensation for the user concerned with notice 7 days before the deletion, if the deletion is requested by a third party because of legal violation (e.g. copyright).
"states that certain prior notice relieves liabilities of the provider. When a deletion request is made by a third party, the provider can make a notice to the contributor and if no objection is raised within 7 days, the provider can delete the posting free of liability to the contributor, even in the case the deletion eventually turns out to be based on a misunderstanding or incorrect information."
It has been argued if such notice to a certain user is necessary or not, specially the users themselves disagree with the deletion of their submission.
, 以下はなくてよいかと思います。投稿者から抗議があった場合には 投稿者に対する免責は受けられないと思うので。
Tomos
On 9 Oct 2004 12:47:52 +0900, wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp wrote: Tomos さん、レポートありがとうございます。 こちらは取りまとめて私から送っておきます。
Resolved Case は私は当事者の一人ですので、私の手を経由しないほうがいいでしょう。 Draft の中でも触れていますが、Suisui さんには直接 board に送ってくださるようにお願いします。
Case No. ですが、 Resovled と Going-on とは分けて、それぞれ R1, G1 のようにして、それぞれに serial no. を 振るのではいかがでしょう。
百楽天氏の件、WMF はいまのところ関係ないので、参考として付す事には賛成です。 伏字にしておくのがよいようにも思いますが、一方で Angela さんからは going-on issue にはハンドルを明記してくれといわれています。そこの兼ね合いは どうしましょう。
:現在のところ、WMF が直接関係する案件ではないので当事者の名前は伏せる、
と一行いれましょうか。
あと、百楽天氏の件については、 :「彼の投稿をRfD にかけることには彼の同意を要する」と解し得る主張をした。一部の :ウィキペディアンはこれに心情的な共感を示したが、そのような手続きは必要ないとする :意見もある。 いうことも付け加えたほうがいいのではないかと思います。いかがでしょうか。
推敲をもうひとつやってみました。
ありがとうございます。
It has been argued if such notice to a certain user is necessary or not, specially the users themselves disagree with the deletion of their submission.
, 以下はなくてよいかと思います。投稿者から抗議があった場合には 投稿者に対する免責は受けられないと思うので。
なるほど、ではとりましょうか。 とはいえ、この辺は微妙ですね……(免責条項を入れる効果がどれだけあるのかと いうことにもつながりますので)。
免責・警告の部分についてのAphaeaさんの意見、いずれも賛成です。英文の部分 推敲してみます。
----- Original Message ----- From: Aphaia aphaia@gmail.com To: Mailinglist of Japanese Wikipedia wikija-l@wikipedia.org Sent: Fri, 8 Oct 2004 23:56:12 +0900 Subject: Re: [WikiJA-l] Legal issues update on ja
Also there is no strict correspondence between Common Law juristical terms/concept and Japanese one reflecting diffenrences of their legal system. The terms in Japanese Law might be roughtly translated here, it could cause inacuracy and misleading too.
Please also remind that there is no strict correspondence between Common Law judical terms/concepts and Japanese ones reflecting differences in their legal systems. The legal terms are chosen possibly because they are the closest imaginable to the writer, and the choice could be inaccurate and misleading, too.
Tomos
ケース1:投稿内容の取り消しなどをめぐる係争 現在の状況:休眠中 時期:2004年4月初めから終わりごろ
Case 1: Dispute regarding withdrawal of the contributions, and other matters Current status: Dormant Time period: Early to late April, 2004
主な論争点:
(1) ウィキペディアへの投稿は、投稿者が一定の条件下で依頼した場合に 削除されなければならないかどうか。
(2) Tomosは日本語版の責任者としてそのような依頼に応じる義務があるか。
Major points of dispute:
(1) Whether or not contributions have to be deleted upon the request of the original contributor under certain circumstances.
(2) Whether Tomos, as the leader of Japanese Wikipedia, is obligated to delete the requested pages.
経緯:
Background:
現在は無期限ブロックをされている利用者:Dolfinは、鳥類に関する投稿を、特定の 分類体系に基づいて行った。その特定の分類体系を選んだことについて他の参加者は 疑問を持ち、関係者の間での議論を呼びかけたが、失敗に終わった。議論の呼びかけに 対する拒否や、その他の協調性を欠いた行動のために、投稿ブロック依頼が出され、 実施された。
Dolfin, now a blocked user for an indermined period, has made contributions related to birds, among other things, based on a particular classification. His (/her) choice of classification was objectionable to others, and subsequent attempts for discussion among the concerned Wikipedians remained unsuccessful. The rejection of the call for discussion, along with other uncooperative behaviors Dolfin exhibited led to a request for the user's block, and soon it was acted on.
ブロックの後、Dolfinの代理人がTomosにコンタクトをとり、Dolfinの 投稿を全て削除するように依頼した。当初、これは非公開の依頼であり、 Tomosは日本語版の代表的な立場にある者として依頼を実施する責任を 負うとされた。
After the block, an "agent" of the user contacted Tomos, requesting the deletion of the contributions made by Dolfin. Initially, the agent argued that the request remain to be confidential, and Tomos be solely responsible for fulfilling the request as the leading administrator of the Japanese Wikipedia.
TomosはGFDLについての彼の理解(GFDLで一般公衆に与えられた許諾は 取り消しがきかないものである事)とウィキペディアの権力構造(Tomos が独断で削除を実施したとしても、他の管理者によって復活され、Tomos の管理者権限が剥奪されるだけで、独断による削除は有効な結果を生まない 仕組みになっていること)を元に反論した。
Tomos contested based on his understanding of GFDL (that Dolfin cannot effectively cancel the permission once granted by the GFDL) and the power structure of the Wikipedia (that even if Tomos deletes those pages, others will restore them, and Tomos be de-sysoped, making such attempt of unilateral deletion insignificant).
代理人はこれらの議論を否定し、Dolfin (ひいてはウィキペディアン一般) とウィキペディアの間には暗黙の契約があるとし、ブロックによって その契約が解消されたとした。代理人が示唆した契約の内容は、簡単に言えば、 Dolfinはウィキペディアで活動する権利を得、ウィキペディアはドルフィンの 投稿内容を公表する権利を得る、というもの。Dolfinの投稿ブロックに よってDolfinはウィキペディアで活動する権利を失い、それに伴って ウィキペディアはDolfinの投稿を公表する権利を失ったとされた。
Agent rejected those arguments, citing that there is an implicit contract between Dolfin (or any Wikipedian) and Wikipedia, and the contract was terminated upon the blocking of the user. The contract, according to the agent was, put simply, that Dolfin can contribute to Wikipedia and Wikipedia can publish the contributions. When Dolfin's right to make contributions is taken away by the block, then Wikipedia lost the right to publish (or keep exhibiting) those contributions.
更なる議論の後、削除依頼はウィキペディア日本語版上で公開され、ウィキペディアン の間で議論された。否定的な反応が多かった。また、3人の法律の専門家 (実務家または研究者)が、依頼にはTomosや他の管理者が当該ページを 削除することを義務付けるような法的な根拠はないとした。
After futher discussion between the two, the deletion request was made public on Japanese Wikipedia, leading to a discussion among Wikipedians. The general reception was negative, and three legal experts (either in practice or academia) suggested that the request does not have the legal ground to make Tomos (or the administrators in general) obligated to delete those files.
代理人はそれに合意せず、責任を果たすためにはできるだけ早い削除の実施が 必要だとした。
The agent did not concede, and kept requesting Tomos the quickest deletion possible in order for Tomos to avoid liability.
Tomos はJimbo Walesにメールでコンタクトをとり(そのメールは代理人 にもCCされた)状況と彼の理解するところを説明し、Jimbo がウィキペディアの 公式な代表として、Tomos に対して速やかな削除を命令するか、あるいは この件は通常の削除依頼によって取り扱われるべきか、意見を求めた。
Tomos contacted Jimbo Wales via email (also CC-ed to the agent) explaining the situation, his understanding, and asking if Jimbo would order him an immediate deletion as an official leader of the project, or the matter should rather be treated via the regular deletion process on Wikipedia.
Jimbo は、Tomosは現時点では当該ページを削除しないように、またこの件 は通常の削除依頼を経て取り扱うように、命令した。また、ウィキペディアン は、代理人の示した法的な理由によってではなくて、礼儀・エチケット上の 理由によって、それらのページを削除することにしてもいいのではないかとも 示唆した。
Jimbo ordered that Tomos should not delete those pages at this point, the matter be treated via the regular deletion process. He also suggested that Wikipedians may decide to delete those pages out of courtesy, not for the legal reasons presented by the agent.
代理人とTomosの連絡はしばらくの後途絶えた。
Communication between agent and Tomos became dormant shortly after the reply from Jimbo.
今日、削除依頼は公式に合意も反対も得ておらず、合意形成を待っている状態 にある。
The deletion request has neither been officially accepted nor rejected until today the matter is still awaiting community concensus.
(このセクションの執筆者:Tomos)
(This section prepared by: Tomos)
この件は、WMFの法的責任に関係のないものだと思いますので、当事者の名前は伏せてみました。
あと、ケースNo.は入れといて下さい。
長期的な案件であること、最近の展開については追いきれていない部分があることなどから、 いろいろ抜けているかも知れません(ブロック前後の経緯、それ以前の問題など)。補足、 訂正などあれば、是非お願いします。
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名誉毀損、その他をめぐる係争
現在の状況: 継続中 時期:確定困難;問題の根は2,004年4月初め頃
Case __: Dispute regarding defamatory speech and other matters
Status: Active
Time period: Difficult to specify; the root of the matter goes as far back as the early April, 2004.
主な係争点:
(1) ブロックのプロセスが不公正であったか (2) 特定のページの削除が不公正なプロセスや誤った理由によって行われたかどうか (3) 井戸端BBS上での書き込みに名誉を毀損するようなものがあったか
Major points of disputes:
(1) If process of a particilar blocking was unfair. (2) If deletion of certain pages were done through unfair process and/or wrong reason. (3) If postings on Village Pump BBS are defamatory in nature.
ノート: 係争の法的な面は、厳密にはウィキメディア財団やウィキペディアの管理者に関するものではない。 問題は、匿名、またはそれに近い形でBBSに行われた書き込みが 特定のウィキペディアンに対して名誉毀損にあたるとされているもの。
Note: Peculiar nature of the dispute is that the legal part of the dispute is not strictly related to the Wikimedia Foundation or Wikipedia administrators. It is whether some of the anonymous or quasi-anonymous postings on a BBS that is argued to be defamatory against a Wikipedian.
このBBSはウィキペディア日本語版でメーリングリストと共に公的な議論の場として用いられているもの。 BBSの管理はボランティアのウィキペディアンによって行われており、 彼はウィキペディアの管理者ではない(複数のアカウントを使い分けているのでもない限りは)。 彼は最近はウィキペディアでの活動を休止しており、BBSへの介入も滅多に行わない。
The BBS is the one Japanese Wikipedians use as one of their official discussion places (mailinglist WikiJa-l being another). The administration of the BBS is done by a volunteer who is not an administrator of Japanese Wikipedia (at least unless he has multiple accounts). He is not an active wikipedian for these months, and he rarely intervene to what is happening to the BBS. Some alleged that this is symptomatic of his problematic attitude
経緯:
Background:
現在は無期限ブロックをされているXは、そのアカウントからの投稿を2004年3月頃に開始した。早期から 彼の投稿について著作権侵害の可能性が指摘された。 Xはその幾つかに同意し、幾つかについては却下し、別の幾つかの件についてはやや不明確な反論を行った。
X, now a blocked user for an unspecified time period, started posting (under the account name) since around March, 2004. From earlier on, some pointed out potential copyright infringements in his contributions. X accepted some, rejected others, and showed unclear responses on yet others (details below).
Xは多産な投稿者であり、ノートページでの発言からは、医学や歴史にまつわる特定のトピックについての 彼の調査の徹底ぶりがうかがわれる。一般には公開されていない 史料を参照することもある。彼はウィキペディアに参加する以前にコラムを連載していた経歴を持つ。
X was a prolific contributor, and his remarks on talk pages indicate depths of his research on certain topics, especially health and history related ones, even to the extent of gaining an access to primary materials that is not generally open to the general public. He has written one or more column series(es) elsewhere before joining the Wikipedia.
時間が経つにつれて、多くの投稿が外部サイトと類似の文章を含んでおり、著作権侵害の可能性が あるとされた。あるユーザの10月初旬の集計によれば、Xは160以上の記事を加筆・ 投稿しており(マイナーな変更とリダイレクトの作成は除く)、その内45件が削除され、 別の38件は外部サイトと似た文章を含んでいるので問題とされている。
Over time, increasing number of his contributions were found to be potential copyright violations, containing similar texts with external web sites. According to one user's count on early October, X made contributions to more than 160 articles excluding those marked as Minor and redirects, and 45 of them had already been deleted, and another 38 were questioned because of alleged similarity with external web sites.
これらの記事の内、幾つかについては、Xは外部サイトが事実誤認を含んでいるとし、 彼の投稿した文章にはそのような誤認が含まれていないとした。このような発言は Xの知識と、Xが単に外部サイトを丸写ししたわけではないことの証拠である。だが、 彼がこれが外部サイトのコピーに依拠した文章を作成しなかったことの証拠になっている と考えているかどうかは定かではなく、外部サイトとの類似がしばしば偶然起こったとは 信じがたいものであるためその類似の理由が何かについての説明も不明である。(Xの 文章と外部サイトに共通の第3のソースなどの可能性も考えられる。)
Regarding some of these articles, X argued that there were some factual errors in the external web sites, and his writings were free of those erros. This type of remarks is an indication of X's knowledge, and the fact that he did not merely copy the said external site. Yet it is unclear if he thinks it is also an evidence that he did not base his contributions at all on those pages. It is also sometimes unclear what are the possible explanations to the similarity, that were sometimes hard to believe to have happened by chance (a third source common to both X's writing and an external site may be a possibility).
X は8月中ごろにブロックされた。これは議論中に他人の書き込みを書き換えたためで、 日本語版ウィキペディアでは、即時の、一時的なブロックの正当な理由とされている。
X was blocked in Mid-august because he changed others' remark in a discussion (this is considered a legitimate reason for immediate, temporary blocking at Japanese Wikipedia).
書き換えの内容はXの議論にとって明らかに有利になるようなものではなく、多くの人はそれがミス だと考えた。しかしXはブロックの後にBBSで行われた議論で、 それがクラッカーや悪意のある管理人や、バグによるものではないかとした。後に他の人に促されるまで、 それが彼の悪気のないミスで起こったものであるとはしなかった。これはブロックの解除を遅らせた。
The change he made to another's writing was not very clearly in favor of X's position, and many regarded that it might be an error. Yet X indicated, in a discussion on the BBS following the block, that it might have been caused by a cracker, a mal-intended Wikipedia administrator, or a bug. Until prompted by another later, he did not suggest that it was his honest mistake. And that deterred the unblocking.
9月初め頃まで、ウィキペディアンは彼のブロックやその解除や延長の是非について議論があった。 議論の対象となったのは、著作権に関連して調査対象となっている記事の数、 Xの議論における態度(態度には改善が見られ、より協力的になりつつあるとする見方もあった)、 議論における非協力的な態度がブロックの理由として十分に明確であるかどうか、など。
Until early September, Wikipedians argued for and against blocking, extention of the block and unblocking. The concerns raised include the number of articles under copyright-related investigation, X's mixed attitude in discussions (some observed that he was improving and became more cooperative), if the uncooperativeness was a clear enough reason for a block.
Xはこのレポートの執筆時点でもブロックされたままである。
X remains blocked as of the time of drafting of this report.
Xと他の人の間には多くの係争がある。
There have been many disputes between X and others.
Xや彼に好意的な意見を書く主にウィキペディアンではない人々の主な議論は以下の通り。
a) 特定のユーザはXの投稿を削除依頼にかけ、狙い撃ちしている。 b) 法的なリスク(あるいはその欠如)についての十分な議論がないままに削除されているページがある。 c) 誤った理由、例えば転載がなかった外部サイトからの転載などの理由によって削除されたページがある。 d) BBSはXの名誉を毀損するような書き込みや、その他攻撃的・非友好的な書き込みが多く、議論のための場として適切ではない。 e) 削除依頼の出され方やそれにまつわるお知らせの表示などは、Xがあたかも犯罪者であるかのよう。これは虚偽の、 名誉を毀損するかXを中傷する形でのXの扱いである。 f) XのブロックはYによってリクエストされたが、これはYの投稿を削除依頼にかけたXへの報復行動である。
Major arguments made by X and other mostly non-wikipedians who argues for X include: a) Certain users are targeting X by requesting deletion of his contributions. b) Certain pages are deleted without full discussion of legal risks (or the lack thereof). c) Certain pages are deleted for wrong reasons, such as citing a wrong source as the original work from which the X's contribution was allegedly made in a legally problematic way. d) The BBS is not a hospitable environment for discussion due to many defamatory and otherwise offensive or unfriendly remarks against X. e) The way notices were placed and deletion requests were made present X as if he is a criminal. It is a false, defamatory or offensive representation of X. f) Blocking of X was requested by user Y as a retaliation to the X's deletion request on Y's.
ウィキペディアンなどが、全員一致ではないとしてもしばしば論じる点は以下の通り:
a) Xは全ての質問に対して答えようとせず、彼自身のミスや問題のある行動を認めようとしない。 (但し、Xが認めているミスや、著作権侵害の可能性も存在する。) b) より具体的には、複数の場面で、Xは、X自身の投稿と似た文章を含むとする外部サイトが 間違っていることを示唆した。これはXの投稿が著作権侵害であるかを判断 する上では間接的にしか参考にならない。この問題は彼に対して複数の人によって、複数の文脈で、 指摘された。 c) Xは時折、著作権侵害の可能性を検討する議論の中で長い書き込みを行うが、少なからぬ部分が 問題と関係のない話になっており、議論の見通しを悪くする。 d) Xは他人の著作権を何度も侵害している可能性があり、著作権侵害に関するお知らせや警告は 少なくとも4月初旬以来行われている。これが意図的な侵害であるかは 明確ではない。理由は、部分的には、Xは独自の調査ノートに基づいて投稿を作成しており、 そのノートにはそのまま公表すると著作権上問題のあるような文章があるが、どの 部分が問題があるのかが必ずしもXにとっても明らかでないため。 e) 多くの場面で、新規ユーザが彼を擁護する意見を表明した。これらのうちの一部はXの別アカウント であったり、Xの知り合いであったりするのではないかと疑っている者もいる。 (Xは一部については、彼の別アカウントであることや友人であることを認めている。)
Wikipedians and some others often argue, not unanimously, that: a) X respond to the questions selectively, avoiding to admit his mistakes and/or wrongdoings. (To his credit, X do admit some mistakes and probable copyright violations.) b) More specifically, X on multiple occasions made claims that he knows where an external web site is wrong, when presented with a site that contains a very similar or same text as X's contribution. This is only indirectly a relevant information in deciding whether the X's contribution violates copyrights of the rightholder(s) of the said external web site. This problem is pointed out to him by multiple people in multiple contexts. c) X sometimes writes in length in those discussions about possibilities of copyright violation , but substantial amout of his postings were unrelated to the issue, cluttering the discussion.
d) X may have repeatedly violated copyrights of others, in spite of repeated notices and warnings since at least early April. Whether it is a fully intentional violation is unclear, due partly to the fact that X has research memos that he bases his contributions on. The memos may contain problematic pieces of texts to publicize, and X may not be fully aware of which parts are problematic. e) There are new users appering to argue in his favor in many occasions. Some suspect that some of them are his sock puppets or acquintances of X. (X admitted that some were his sock puppets and friends.)
今後の展開:
Future Prospects:
今後の展開に影響を与える可能性がある幾つかのファクターがある。
There are several factors that may shape the future development of this matter.
a) BBS上での議論は継続中だが、実を結ぶかどうかについては悲観的な見方をしている人もいると思われる。 b) Xの実質的な投稿・加筆があった全ての記事を削除することが最近提案された。Xは以前そのような削除に同意したことがあったように見え、また、他の多くのウィキペディアンは c) その案に賛成したので、実施される可能性が高い。 d) Tomosは9月初旬よりメールで対話を試み、可能な解決策を模索している。これについて更に知りたい場合には、連絡を希望する。 e) Xはウィキペディアの管理・運営の実態についてメディアで書く可能性を示唆している。
a) Discussions on BBS is ongoing, although some may be pessimistic about the fruitfulness of the effort. b) Deletion of all articles that received substantial contribution from X was suggested lately. c) X seems to have agreed with such a deletion in one context before, and many other wikipedians agreed with the idea, making it likely to be acted upon. d) Tomos is communicating with X since the early September, exploring the available options to resolve those disputes. Contact him if further information is needed. e) X indicated that he may write about poor state of Wikipedia administration on media.
(This section prepared by: Tomos)
(このセクションの執筆者:Tomos)
細かい点ですが。
On 9 Oct 2004 10:45:47 +0900, wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp wrote:
この件は、WMFの法的責任に関係のないものだと思いますので、当事者の名前は伏せてみました。
あと、ケースNo.は入れといて下さい。
了解です。G3 をふっておきます。
長期的な案件であること、最近の展開については追いきれていない部分があることなどから、 いろいろ抜けているかも知れません(ブロック前後の経緯、それ以前の問題など)。補足、 訂正などあれば、是非お願いします。
Xは多産な投稿者であり、ノートページでの発言からは、医学や歴史にまつわる特定のトピックについての 彼の調査の徹底ぶりがうかがわれる。一般には公開されていない 史料を参照することもある。彼はウィキペディアに参加する以前にコラムを連載していた経歴を持つ。
これはどうなんでしょう。まさにこの点で大量の copyright violation が指摘されていることを 鑑みると、やや好意的に過ぎる発言のようにも思います。prorific も評価が入る形容のように 思います。 これではいかがでしょうか。
X was a frequent contributor, and his remarks on talk pages indicate his interest on certain topics, especially health and history related ones. He stated that he had engaged in research in thoese fields, even to the extent of gaining an access to primary materials that is not generally open to the general public. He has written one or more column series(es) elsewhere before joining the Wikipedia.
時間が経つにつれて、多くの投稿が外部サイトと類似の文章を含んでおり、著作権侵害の可能性が あるとされた。あるユーザの10月初旬の集計によれば、Xは160以上の記事を加筆・ 投稿しており(マイナーな変更とリダイレクトの作成は除く)、その内45件が削除され、 別の38件は外部サイトと似た文章を含んでいるので問題とされている。
これいまみましたが削除済に「志」が入っていませんね。他に何があるかはちょっといま わかりません。 調査開始以前に削除されたものは含まない可能性があることを注記したほうがよいで しょうか?
X は8月中ごろにブロックされた。これは議論中に他人の書き込みを書き換えたためで、 日本語版ウィキペディアでは、即時の、一時的なブロックの正当な理由とされている。
X was blocked in Mid-august because he changed others' remark in a discussion (this is considered a legitimate reason for immediate, temporary blocking at Japanese Wikipedia).
これは temporary blocking なんでしょうか? block log でみる限りでは、このケースで 行われているのは、ban だけなのですが……(以前とはルールが変わっているので、 このあたりは ban をした sysop の方か当時 active だった sysop の方に説明をいただけると 助かります)。
9月初め頃まで、ウィキペディアンは彼のブロックやその解除や延長の是非について議論があった。 議論の対象となったのは、著作権に関連して調査対象となっている記事の数、 Xの議論における態度(態度には改善が見られ、より協力的になりつつあるとする見方もあった)、 議論における非協力的な態度がブロックの理由として十分に明確であるかどうか、など。
Until early September, Wikipedians argued for and against blocking, extention of the block and unblocking. The concerns raised include the number of articles under copyright-related investigation, X's mixed attitude in discussions (some observed that he was improving and became more cooperative), if the uncooperativeness was a clear enough reason for a block.
態度の改善を指摘する声があることを書くなら、逆の見解、つまり、 :一方で、彼が意図的にか意図せずにか、議論の混乱を行っていて議論に応じないとする見方を :表明するウィキペディアンも増えてきた。 (あるいはこちらがマジョリティなのでは?)も併記しないとバランスを欠くのではないでしょうか。
Xはこのレポートの執筆時点でもブロックされたままである。
X remains blocked as of the time of drafting of this report.
Xと他の人の間には多くの係争がある。
There have been many disputes between X and others.
ウィキペディアンなどが、全員一致ではないとしてもしばしば論じる点は以下の通り:
e) 多くの場面で、新規ユーザが彼を擁護する意見を表明した。これらのうちの一部はXの別アカウント であったり、Xの知り合いであったりするのではないかと疑っている者もいる。 (Xは一部については、彼の別アカウントであることや友人であることを認めている。)
たんに擁護するだけではなく、sockpuppet ではないかと疑われているアカウントから RfD で彼の投稿を削除依頼したユーザに対して、ブロックを提起するなども行っていることを 付け加えるべきではないでしょうか。
またこれらの擁護が both on talk and RfD であることも問題の把握のためには 明記したほうがよいのではないかと思います(井戸端BBS と Wikipedia とサイトをまたがる 話のため、どちらで発言がなされたかは割合に重要なのではないかと)。
簡単ですがこれで。
Aphaia です。[[m:Board agenda]]によると ja の法律問題の検討は次回(つまり今週)に もちこされたようです。ちょっと腰が砕けたりして。。
On 9 Oct 2004 10:45:47 +0900, wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp wrote:
この件は、WMFの法的責任に関係のないものだと思いますので、当事者の名前は伏せてみました。
この件は日本語を残したまま forward したのですが、井戸端BBS を見るにどうも 財団とは関わりないとは必ずしもいえない展開になっているようです。。
http://taurus.kake.info.waseda.ac.jp/wikip/joyful/joyful.u.cgi
Re: Musashiさんの退散とP... 百楽天 - 2004/10/11(Mon) 15:08 No.3270
[省略]
今回の件は、削除そのものよりも、削除依頼と削除の基準、投稿ブロック依頼とブロックの基準 に、私は大きな疑問を持っています。 とくに、このBBSにおける執拗なまでの攻撃は我慢の限界を超えました。
Personaさんのリストも含め、何らの謝罪もなく削除が実行されるのであれば、法的なことも 考慮した上で、思案中の3つの処置のうち、どれかを実行したいと思っています。
誰に何を要求しているのか、処置とは何なのかは不明ですが、削除もブロックも ja.wp の 運営に関わることで、井戸端BBS の管理人である Hoge-氏が念頭に置かれているとは 考えがたい気がしました。
このように運営をめぐって、なにやら「処置」が思料されているということであれば、具体的に 何が考えられているか・また財団が念頭におかれているかは不明とした上で、訴訟リスクに ついて、事態の新展開によるレポートの追加を検討したほうがよいのではないかと思います。
みなさまのお考えをお聞かせください。
そういえばプロジェクト内PD制などにまつわる議論を書いてないようなので 書いてみました。
ウィキペディア日本語版とウィクショナリー日本語版では、GFDL以外のライセンス を導入することの是非についての議論があった。これはプロジェクト内で文章を 扱う際に生じる問題に対処するためのもの。目だった変更には至らなかった。
On Japanese Wikipedia and Wiktionary, there were discussions if non-GFDL license should be introduced to address the issues surrounding internal handling of the texts. No significant change have happened.
コピー&ペースト、コピーによるログ化、決まり文句の使用、長いページを 複数のページに分割すること、ページをあるプロジェクトから別のプロジェクトに コピーすること、などはGFDLに反している可能性が高い。これを是正するための 措置が提案された。
The copying-and-pasting, archiving by copying, use of boilerplate texts, dividing a long page into several parts, and copying of a page one project to another are some of the actions that are likely to be in violations of GFDL. It was suggested that certain remedies be implemented.
提案された対処法には、次のようなものがある: a) デュアルライセンシング方式への移行。2つ目のライセンスはウィキメディア プロジェクト内に限りコンテンツをパブリックドメインとして扱ってよいとするもの。 b) 参加者が”保存”ボタンを押す際に合意する文章の内容を変更し、限定された範囲の 問題に限ってOKとすること。
Suggested remedies included: a) introduction of dual-licensing system, the second license making materials available under public domain terms within Wikimedia projects. b) partial change in the text(s) to which all contributors agree when they press "save" button, resolving only a limited range of problems.
主な反論は以下の通り:
Objections included:
-議論が一般参加者にわかりにくい -そのような大掛かりな変更を正当化するには議論への参加が少ない -GFDLはウィキメディアの中核的な要素のひとつだと言われており、 逸脱は控えるべき -非GFDLのライセンスを導入することは他言語版と不整合
-the discussion was not easy to understand for the general participants -participation was not wide enough to legitimatize such a radical change -GFDL is said to be one of the core-elements of the Wikimedia projects so that no deviation should be allowed -introducing non-GFDL would be inconsistent with other language-projects' adherence with GFDL
保存ボタンを押す際に投稿者が必ず合意することになる文章は、ウィキペディア内 での文章の扱いはGFDLに準じるものだとはしていないとも読めることも指摘されている。 この場合、是正措置は特に必要なく、GFDLに反する行動が行われても問題がないという ことになる。
It was also indicated by some that the existing texts of Wikipedia, to which all the contributors have been agreeing through the pressing of "save" button, can be interpreted that the internal treatment of the contributions would be made not according to GFDL. In that case, no change is necessary, and there is no problem that above actions are in violations with GFDL.
(この部分の執筆者:Tomos)
(This part written by: Tomos)