はじめまして、Personaと申します。突然すいません。 井戸端BBSでの議論をご存知かもしれませんが、百楽天氏関係の記事の調査をしています。
百楽天さん自身は、ブロックから一ヶ月半経過した現時点でも知っている方なら知っている通りの対応をとられています。ただ、百楽天擁護をするAcc-さんからは、「編集した記事云々について編集経緯を説明しろと言われても、オフとの両立の上での忙しい時間の中での作業ですし、忘れてしまったことも多い」(発言 No.3067)。佐上さんからは、事前に著作権調査しなかったのはまずい(発言 No.3180)。などの意見が挙がってきました。
また、百楽天さん本人も、「削除理由が「Wikipediaの安全確保のために」というのならば話はわかる。」(発言 No.3104)とのことです。
そこで、いい加減、この問題を解決するために、
百楽天さん執筆記事で、著作権侵害の恐れのない記以外の全て(現存している ものは98件、そのうち、内疑いあり40件、微妙4件)を一旦削除(特定版以降が 可能な物は特定版の削除で)することを提案します。
可能であれば、 http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E4%BA%95%E6%88%B8%E7%AB%AF
にご意見いただけると助かります。よろしくおねがいします。
Aphaia です。
On Sat, 02 Oct 2004 08:54:39 +0900, Persona xray@lily.freemail.ne.jp wrote:
はじめまして、Personaと申します。突然すいません。
MLでははじめまして。根気の要る調査をしてくださり Persona さんにはお礼申し上げます。 著作権関係で意図的に侵害の事実を隠す方には、大量の著作権違反があるというのは 一般的な事実としてはそうだと思います。日本語版ですと K.M. さんがそうでしょうか。
私もいくつかは Persona さんの調査された方の記事の出典調査を行ったことがありますが、 編集の割に転載が多いなという心証はもっています。また個人の感情としては、歩い程度の 限界を超えたら、いっそのこと一律削除でもいいのではないかと思うときもあります。かなり 手間のかかる仕事ですし。
なのですが、K.M.さんの投稿でも、問題があるかと思われた編集でも、調査の結果そうで ないことがわかったものもあります([[ヤン・フス]]など)。相当高い割合で転載が出てこないと 難しいのではないかなと、いう気もします。
Persona さんはリストを作って調査しておられますが、氏の全投稿中、現在のところ 何割ほどが著作権侵害として指摘されているのでしょうか。そうした数値を出していただいた 上で議論するのが適当な話題であるようにおもいました。
私個人の考えですが、いったん「疑いによる削除」を認めてしまうと、自分の気に入らない 内容の投稿にこうした疑いなどを指摘して、世論を誘導して削除に持ち込むというような ことになりかねはしないだろうかという懸念もあります。具体的な実例に則さないと議論に 意味がないと思われる削除依頼関係の議論ではしかたないとはいえ、こうした一般化が可能な 議論では、できれば特定の人名を出さずに議論できるのではないかとも思いました。
#これは一部で取りざたされている「多重アカウント」関係の議論にもいえるかと思います。 #block されているユーザーのなりすましはたしかに禁止事項ですが、もし違う方だった #場合には、その方にいわれのない非難を浴びせることになりますので。
いずれにせよ、せっかく調査されていることでもあり、もう少しデータに基づいた議論が 出来るといいのではないかとおもいます。
なお、「同意」の件ですが、投稿時に削除されることがあり得ることをすべての投稿者は 同意しますので、特に誰かの意見を求める必要があるとは考えません、これは以前に 当該の方の利用者ページをめぐる議論で、削除依頼(8月)に書いたのじゃないかと思います。 ご関心があれば、過去の履歴をご覧下さい。
Aphaiaさん。 ご意見ありがとうございます。
百楽天さん執筆の記事の全削除を目的として今回の提案を行ったわけでは ありません。Aphaiaさんの個人攻撃等への懸念も理解できます。 しかし、あくまでこの問題が解決することを目的としています。ですので 議論結果に対しては、従いたいと考えています。
百楽天さんの投稿履歴から、REDIRECTやM編集を除いた、162件を対象と しました。
そのうち、削除済みが、45件。 著作権侵害の疑いが指摘されたもの、38件。 Link追加等問題が無いのが、20件。 疑いがあるが、一文だけのように判断不能なものが5件。 調査中(すくなくともWEB上に同じ文書がない?)が54件です。
削除済みと著作権侵害の疑いが指摘されたものをあわせて83件です。 従って、執筆記事の50%がその疑いが指摘されています。
また、すくなくともWEB上に同じ文書がないものでも、赤穂浪士関係や おろしそばなどの記事は、氏が同様の文章をタウン誌に提供したことを 認めています。私も、その文章の入手を考えていますが、それが 可能かどうかは不明です。
従って、著作権侵害の疑いが指摘されたもの、38件と、すくなくとも WEB上に同じ文書がない?、54件の削除が妥当だとは思っています。
こんにちは。Miyaです。 先日はお騒がせして申し訳ありませんでした。 皆様のご協力に感謝します。さて、削除依頼の件ですが
==削除依頼のレベル==
On Sat, 2 Oct 2004 16:40:07 +0900 Aphaiaさん wrote: 私個人の考えですが、いったん「疑いによる削除」を認めてしまうと、
自分の気に入らない内容の投稿にこうした疑いなどを指摘して、 世論を誘導して削除に持ち込むというようなことに なりかねはしないだろうかという懸念もあります。
「疑いによる削除」と言う言葉で考えたのですが、 「疑い」にもいろいろな段階があると思うのです。 だったら「どの段階なら削除する/しない」 をあらかじめ設定しておけば、削除依頼は今より円滑に 処理できるのではないでしょうか。
たとえば段階を以下のようにしてみるとか: ------------------------------------------------------ A:外部から転載or流用とみなされる可能性 0-25% B:外部から転載or流用とみなされる可能性 25-50% C:外部から転載or流用とみなされる可能性 50-75% D:外部から転載or流用とみなされる可能性 75-100% E:外部から転載or流用とみなされる可能性 100%
※「外部から」は「客観的に見て」と言い換えることも出来ます。 ------------------------------------------------------
で、「レベルC以下は削除」とか「レベルB以下は削除」などと。 別にABCでなくて、123でもイロハでもいいのですがf^-^;; この数字では曖昧だ、とすれば、
------------------------------------------------------ A:語句の一致はあるが転載or流用にはあたらない B:転載or流用に見えるがソースが見つからない C:語句・語順の一致が有意に多い D:改変はあるが転載とみなされうる E:転載元と文章が一致 ------------------------------------------------------
など。
:*:..:*:・'°☆。.:*:・'°★°'・:*:.。.:*:・'°☆。.:*:..:*:
On Sun, 03 Oct 2004 18:19:03 +0900 Personaさん wrote:
百楽天さんの投稿履歴から、REDIRECTやM編集を除いた、162件を対象と しました。
そのうち、削除済みが、45件。 著作権侵害の疑いが指摘されたもの、38件。 Link追加等問題が無いのが、20件。 疑いがあるが、一文だけのように判断不能なものが5件。 調査中(すくなくともWEB上に同じ文書がない?)が54件です。
削除済みと著作権侵害の疑いが指摘されたものをあわせて83件です。
上の基準を当てはめれば
*そのうち、削除済みが、45件。・・・・・・・・・・レベルE *著作権侵害の疑いが指摘されたもの、38件・・・・・レベルBーE *Link追加等問題が無いのが、20件。・・・・・・・・レベルA *疑いがあるが、一文だけのように判断不能なものが5件。・・・レベルB *調査中(すくなくともWEB上に同じ文書がない?)が54件です。レベル?
などとなるでしょう。
ここで問題なのは、''どこまでを許容すべきなのだろうか、'' つまり「調査中(すくなくともWEB上に同じ文書がない?)が54件」 の扱い方です。
これを上の基準で分類して、
レベルB:転載or流用に見えるがソースが見つからない
ものも「ウィキペディアの安全確保のため」削除してはいかがでしょうか?
--- miya narniancat_miya@yahoo.co.jp
__________________________________ for your loved one http://pr.mail.yahoo.co.jp/pinkribbon/
こんにちは。Miyaです。 先日はお騒がせして申し訳ありませんでした。 皆様のご協力に感謝します。さて、削除依頼の件ですが
==削除依頼のレベル==
On Sat, 2 Oct 2004 16:40:07 +0900 Aphaiaさん wrote: 私個人の考えですが、いったん「疑いによる削除」を認めてしまうと、
自分の気に入らない内容の投稿にこうした疑いなどを指摘して、 世論を誘導して削除に持ち込むというようなことに なりかねはしないだろうかという懸念もあります。
「疑いによる削除」と言う言葉で考えたのですが、 「疑い」にもいろいろな段階があると思うのです。 だったら「どの段階なら削除する/しない」 をあらかじめ設定しておけば、削除依頼は今より円滑に 処理できるのではないでしょうか。
たとえば段階を以下のようにしてみるとか: ------------------------------------------------------ A:外部から転載or流用とみなされる可能性 0-25% B:外部から転載or流用とみなされる可能性 25-50% C:外部から転載or流用とみなされる可能性 50-75% D:外部から転載or流用とみなされる可能性 75-100% E:外部から転載or流用とみなされる可能性 100%
※「外部から」は「客観的に見て」と言い換えることも出来ます。 ------------------------------------------------------
で、「レベルC以下は削除」とか「レベルB以下は削除」などと。 別にABCでなくて、123でもイロハでもいいのですがf^-^;; この数字では曖昧だ、とすれば、
------------------------------------------------------ A:語句の一致はあるが転載or流用にはあたらない B:転載or流用に見えるがソースが見つからない C:語句・語順の一致が有意に多い D:改変はあるが転載とみなされうる E:転載元と文章が一致 ------------------------------------------------------
など。
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On Sun, 03 Oct 2004 18:19:03 +0900 Personaさん wrote:
百楽天さんの投稿履歴から、REDIRECTやM編集を除いた、162件を対象と しました。
そのうち、削除済みが、45件。 著作権侵害の疑いが指摘されたもの、38件。 Link追加等問題が無いのが、20件。 疑いがあるが、一文だけのように判断不能なものが5件。 調査中(すくなくともWEB上に同じ文書がない?)が54件です。
削除済みと著作権侵害の疑いが指摘されたものをあわせて83件です。
上の基準を当てはめれば
*そのうち、削除済みが、45件。・・・・・・・・・・レベルE *著作権侵害の疑いが指摘されたもの、38件・・・・・レベルBーE *Link追加等問題が無いのが、20件。・・・・・・・・レベルA *疑いがあるが、一文だけのように判断不能なものが5件。・・・レベルB *調査中(すくなくともWEB上に同じ文書がない?)が54件です。レベル?
などとなるでしょう。
ここで問題なのは、''どこまでを許容すべきなのだろうか、'' つまり「調査中(すくなくともWEB上に同じ文書がない?)が54件」 の扱い方です。
これを上の基準で分類して、
レベルB:転載or流用に見えるがソースが見つからない
ものも「ウィキペディアの安全確保のため」削除してはいかがでしょうか?
--- miya narniancat_miya@yahoo.co.jp
__________________________________ for your loved one http://pr.mail.yahoo.co.jp/pinkribbon/
大いに遅れて参加ですが、この一括削除の件について幾つか意見などを 書きます。
1.削除の是非について
このような対処をせずに済ませられるならそれに越したことはないと 思います。ただ、百楽天さんの場合には、独自に作成された調査ノート のようなものがあり、それを下敷きに文章を作成、投稿しているようで、 しかも侵害が起こらないようにきちんとノートが作成されているかというと そうでもないようです。過去に削除された記事についての議論の中で、 そのようなことが実際に起こった可能性を百楽天さんが指摘している 箇所があったように思います。
そうすると、ソースは特定できないけれども、念のため削除する、 というのは選択肢としてはありだと思います。
ところで、百楽天さんとはここ数週間メールでやりとりをして いました。
BBSの方では随分激しい言葉のやりとりなどもありますが、僕が 頂いたメールは丁寧なものでした。ただ、問題解決の方法について 提案したり、具体的な案件についての意見を述べたりしてはいる のですが、それが案件処理や、ユーザ間の不信・非難の 解消につながるかというと、今のところはまだわかりません。
百楽天さんに限らず、一般論として「一括削除」があっていいかどうか、 と考えてみると、慎重であるべきだろうと思います。
具体的には、投稿の規模、調査にあたっている人の数、想定できる 侵害の様態、などを考慮するべきだろうと思います。
今回の百楽天さんの件は、上記のような調査ノートを介して、 オンライン上にはない資料からの転載・翻案が紛れ込んだ可能性が 考えられているので、そうであればGoogleからいくら関連サイトを 調べても出てこない、ということもありえそうですので、その点を 重視して、ということであればよいかと思います。(ただ一括削除 をせずに済ませられるならその方がいいと思うのですが。。)
2.百楽天さんに問い合わせるべきかどうかについて
この件については、百楽天さんに今一度質問してみる方がよい、 と僕は思います。
合意を得られなくても、ウィキペディアコミュニティとしては削除、という 結論になるかも知れません。ですが、今一度投稿者の方の意見を聞いてみて、 反対を押し切る形での削除なのであればそういう決断を明確にする方がよい だろうと思います。
あと、プロバイダ責任制限法が想定している典型的な削除案件の処理手続き は、 A)あるコンテンツによって権利を侵害されている(と主張する)人が、 削除依頼を出す B)管理者がそれを受けて、そのコンテンツの投稿者に通知を出す。 C)投稿者が一定期間内に削除に反対しなければ、管理者は削除しても 投稿者に対する賠償責任を負わない。 投稿者が削除に反対すれば、 管理者は削除しなくても、権利を侵害されている(と主張する)人に 対する損害賠償を負わない。
というものだと思います。
これを今回の件にあてはめると、百楽天さんは 既に全投稿の削除に同意する旨を意志表示していますのでよいのではないか、 とも思うのですが、それがその前後の言動と必ずしも辻褄が合っている とも思えないので、その同意だけを採用し、他は無視、というのはやや 問題があるかも知れないと思います。
また、削除の理由が、「具体的にこのページからの転載があった」と 断定するものではなくて、「何かのソースからの転載・翻案が混入して いる可能性が否定できないから」ということであれば、 百楽天さんの方としても、あるいは理解して頂けるのではないかとも 思いました。(全ての件について同意が得られるかどうかはわからない ですが。)
ちなみに、この投稿者への確認をせずに削除を実施した場合や、投稿者 からの反対を押し切って削除した場合にどういう賠償責任を負い得るのか、 という点についてはよくわかりません。投稿者への確認手続きは、表現の 自由を確保するためにあるのではないか、と理解しているのですが、 それが具体的な賠償責任に結びつくのか、ウィキペディアのような件に あてはめられるものなのか、などはわかりません。
3.手続きについて
百楽天さんへの通知をすることの他に、手続きについてひとつ。
削除する前に、誰かが、履歴と、記事になっている(=著作権侵害の可能性 のお知らせなどではない)最後の版とを手元にバックアップしておくと、 万が一後から削除を取り消す必要が出た際にも、「復旧不可能」ということに ならずに済むのでよいかと思います。
そういうことにはならないかも知れませんが、もしも削除が不当だったという ことになり、具体的な賠償責任の可能性が浮上するとしても、速やかに復旧 できるのであればダメージを少なく抑えることができるだろうと思います。
とりあえず以上です。
Tomos
削除依頼に出ましたね。 私は一括削除という事自体には慎重でありたいので、賛否は言いません。 できれば個々の案件についてもう少し調査があったほうがいいだろうとは思いますが。
On 7 Oct 2004 20:08:30 +0900, wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp wrote:
大いに遅れて参加ですが、この一括削除の件について幾つか意見などを 書きます。
さらに遅れていますが。
1.削除の是非について
[省略]
そうすると、ソースは特定できないけれども、念のため削除する、 というのは選択肢としてはありだと思います。
おおむね賛成です。ですが、残念なことになったのは投稿がそのような 削除せざるを得ない性質のものであることに由来し、われわれの責任では ないということも念の為述べておきます。
なお、削除依頼が名誉毀損にあたるかどうかですが、これはAngelaは 「到底そうは考えられない」ということもいっていました。このあたりを一度 屈すると他の言語版にも先例として波及しかねないので、慎重であるべき かと思います。
そのようなわけで別の場所で出ている「謝罪文」には反対を唱えておきます。 copyvio に対して、ウィキペディア側から謝罪をするというのは転倒していると 考えます。個人の資格ですることを妨げることは不可能ですが ja.wp 内で ドラフトの作業をすることはウィキペディアのコンテンツとしてふさわしくないという 観点から反対を唱えておきます。これは meta で作業する場合でも同様です。 このML の使用についても同様です。
井戸端掲示板でそのような文書の作成に賛成する方を別途集められて その方々でわたくしに作業をする、そして連名でメイルなりなさるというなら コミュニティのあずかりしらぬことであり、まったくよい考えとも思われないが 妨げることは不可能です。ただしその場合、いかなる仕方でもウィキペディア・ コミュニティおよび財団を代表する性格のものではないこと、当該文書の作成は ウィキペディア内部では告知されていないこと #私は井戸端BBSは「外」だと考えています。 またコミュニティはいかなる仕方でも作成に関わってはいないことなどを 明確に冒頭に述べていただくよう希望します。
さて話を戻して、
BBSの方では随分激しい言葉のやりとりなどもありますが、僕が 頂いたメールは丁寧なものでした。ただ、問題解決の方法について 提案したり、具体的な案件についての意見を述べたりしてはいる のですが、それが案件処理や、ユーザ間の不信・非難の 解消につながるかというと、今のところはまだわかりません。
troll に対処するのは難しいのですが、もはや井戸端掲示板という「外部」に場所が 移っている以上、そちらの運営方針に委ねるほうがよいのではないかと思います。
われわれがするべきことは、むしろ残された投稿をどう扱うかを決めることと 今後同種の trolling に対処する枠組みを作ることではないでしょうか。
著作権侵害を繰り返す投稿者を早期にブロックして解決可能かどうか考えることも 必要なのではないかと思います。
2.百楽天さんに問い合わせるべきかどうかについて
この件については、百楽天さんに今一度質問してみる方がよい、 と僕は思います。
合意を得られなくても、ウィキペディアコミュニティとしては削除、という 結論になるかも知れません。ですが、今一度投稿者の方の意見を聞いてみて、 反対を押し切る形での削除なのであればそういう決断を明確にする方がよい だろうと思います。
この件については同感です。すでに削除依頼が出ていることでもあり、依頼された削除が 実施されるのと同様の期間、7日間ぐらいを回答の期限として、返答いただけないときは 同意したものとみなすことを付け加えて、ご返事をお願いするのがよいかと思います。
これを今回の件にあてはめると、百楽天さんは 既に全投稿の削除に同意する旨を意志表示していますのでよいのではないか、 とも思うのですが、それがその前後の言動と必ずしも辻褄が合っている とも思えないので、その同意だけを採用し、他は無視、というのはやや 問題があるかも知れないと思います。
同感です。削除依頼範囲が明確になっている以上、リストを添付した上であらためて 同意か否かを訊くのがよろしいかと存じます。
なおこれは将来責任の所在を明らかにするための措置であり、削除依頼のプロセスから いえば、不用の行動だということも付言しておきます。
また、削除の理由が、「具体的にこのページからの転載があった」と 断定するものではなくて、「何かのソースからの転載・翻案が混入して いる可能性が否定できないから」ということであれば、 百楽天さんの方としても、あるいは理解して頂けるのではないかとも 思いました。(全ての件について同意が得られるかどうかはわからない ですが。)
これは場合によっては姑息な操作となるのではないでしょうか。 削除依頼の全文をメイルで送付するのが誤解を招かずよいかとおもいます。
backup についても同感です。ですがこれは削除が決定してから sysop が 操作すべき問題かと。
簡単ですがこれで。
お詫びについて。百楽天さんからのリクエストで、詳細はまだわかりませんから どう展開するかもわからないですが、一応、Aphaeaさんが考えているような点に ついて書いてみます。
まず、僕がお詫びがありうると考えているのは、必ずしも法的な理由によるもの だけではないことを書いておきます。例えば、ノートページでいざこざが起こったり、 特定の案件の処理に関わった人に事実誤認があったことがわかったりした後に、 誰かがお詫びを表明する、というようなことを考えればわかりやすいでしょうか。
それから、日本法の文脈に限れば、削除依頼を出すこと自体が名誉毀損にあたる ということはないか、仮に何か依頼の仕方がまずくて名誉毀損にあたるとしても、 いわゆる違法性阻却事由を満たすものになる(=名誉毀損だが、違法ではないと される)と思います。
削除依頼は、原則として(1)専ら公益のために行われているもの(ウィキペディアに 含まれる著作権侵害の可能性がある投稿の検討、対処を促すことで、権利を侵害 されているかも知れない著作権者や、財団や管理者の、ひいてはプロジェクトの 利益を図る)で、(2)事実判断として述べられていることが真実であり(実際に 外部ページとの類似などがある、あるいは誰かがそのような指摘をしている、など)、 (3)公的な事柄に関わるもの(ウィキペディアでの投稿に関わる)だと思うので。
この辺りの考察は、以前、Carbuncleさんが井戸端BBSに書いていることと、ほぼ 同じです。 http://taurus.kake.info.waseda.ac.jp/wikip/joyful/joyful.u.cgi?mode=res&...
あえて付け加える点があるとすると、7月半ばの最高裁判決から、特定の行為が 著作権侵害であるかどうかについて判断を表明するようなことは、名誉毀損などの 文脈では、「事実の摘示」(事実判断を表明すること、ぐらいの意味)ではなくて、 「意見ないし論評」(事実判断ではなくて、その解釈やそれについての価値判断を 表明すること、ぐらいの意味)だということになったようです。
そして、名誉毀損の文脈では「意見ないし論評については,その内容の正当性や 合理性を特に問うことなく,人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評としての域を 逸脱したものでない限り,名誉毀損の不法行為が成立しない」という風に判決文 中でも述べられているように、誤った判断をしたとしても、それだけで名誉毀損を 構成することはないと考えていいと思っています。つまり、この点からも、「お詫び」 は法的なものとは限らないと考えています。
具体的には、削除依頼に関しては、これまでに百楽天さんの書いた意見を読んで思った のは、著作権侵害があるかどうかよくわからないものについて、あえて著作権侵害だと 断定した場合があるなら、それがひとつ挙げられるかと思います。それがしっかりした 調査に基づいていないものであれば尚更問題ではないかと思います。(法的に、という ことではなくて、礼儀上・エチケット上の問題です。念のため。)
まあ、そういう点についてもお詫びをしたくない/しないべき、という人もいるかも 知れませんし、あるいは僕が知らないだけで既にお詫びをしている方もいるかも知れ ませんし、百楽天さんの出方次第でお詫びをするかどうかを決めたい、という人もいる かも知れません。あるいは、「著作権侵害のおそれ」とせずに「転載」「著作権侵害」 と断定することに、僕が理解していない意義があり、実はお詫びするべき点でないかも 知れません。
どうなるかはわかりませんが、考えているのはそういうことです。
仮に集団でお詫びを表明するということになれば、その際には、それが財団を代表するもの ではないことや、反対意見を持っている人もいること、なども明記するのがいいと思います。 ですが、ウィキペディア上で削除案件の処理について手違いがあったのであれば、その お詫びがウィキペディア上にあるというのは問題はないし、むしろ自然だろうと思います。
ただ、他の方々もどこかよそでやる方がよい、という意見であったり、謝罪から法的なリスクが 発生するとかいうことであったりして、百楽天さんもそれでいいのであれば、僕自身は別に ウィキペディア上でやることにはこだわりませんが。
Angelaさんも心配して下さっているようですので、一応連絡しておきます。
Tomos
削除と表現の自由について。
Aphaeaさんのメールは、削除依頼と名誉毀損の関係についてのものでしたが、 僕が前に百楽天さん記事の取り扱いについて書いたメールの中では、削除と 表現の自由についての意見もありました。こちらの違法性はどうなのか、という のをもう一度考えて、少し考えが変わったので一応書いておきます。
前回のメールはこちらです。
http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikija-l/2004-October/000284.html
百楽天さんが参加されたのは3月末か4月だったと思いますが、 その時点で、既に、投稿ボタンを押す際の文面は、今と同じようなものに なっていました。
http://ja.wikipedia.org/w/wiki.phtml?title=MediaWiki:Copyrightwarning&ol...
この文面の一番最後の部分は、表現の自由と削除の問題を解決するために 導入されたものですが、投稿したページが「不適当と判断された場合」に 削除されてもいいという同意を投稿者は与えることになっています。ここでは、 「不適当」の内容は(意図的に)広く解釈できるようになっていますから、 今回提案されているように、「ソースは特定できないが著作権侵害の可能性が 心配だからウィキペディアにとっては不適切」という理由で削除されることにも、 同意を与えていると考えて問題ないように思いました。
ただ、そういう法的な理由とは別に、百楽天さんに尋ねて返事をもらい、コミュニティ の合意形成の際にそれを判断材料のひとつにする方がいい、という考えは前と同じですが。
Tomos
*削除依頼の適法性について
私の環境では(ひどいことに) Messege-ID: が表示されないので失礼ながら 省略させていただきます。
From: wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp Date: 16 Oct 2004 03:24:50 +0900 Subject: Re: [WikiJA-l] 百楽天氏執筆記事の取 り扱いについて
それから、日本法の文脈に限れば、削除依頼を出すこと自体が名誉毀損にあたる ということはないか、仮に何か依頼の仕方がまずくて名誉毀損にあたるとしても、 いわゆる違法性阻却事由を満たすものになる(=名誉毀損だが、違法ではないと される)と思います。
同意します。したがって、削除依頼の審議が過誤等により結果的に間違った結論を 出すことがあっても、目的が正当であり、またおおむね妥当な結論がなされていることから 手続き自体には問題がないと考えます。
時々削除依頼に出されることを「侮辱」「名誉毀損」などと反応される方もいるので この件に関してはこれがあたらないこと、公益性・事実の適示ではなく意見の表明である 万一指摘が間違っていてもそれは法的には免責されうるなどの点を文書化しておくのが よいのではないかと思います。
全体を考えれば、こうしたことで削除依頼プロセスが萎縮し、結果的に侵害を見過ごすことに つながることには大きな害があるだろうと思います。ここでいうのは適切なことかはわかりませんが 非公式の場で「百楽天氏の投稿を削除すると個人的にからまれるので自分では削除したくない」 ということをもらす管理者が複数いたのも事実です。これはボタン押しという観点からしても 自分個人の感情をコミュニティの判断より優先させるという点で問題がありますが、 こうした事態を招いた一番の責任が件の投稿者にあるということも否定できないと思います。 こうした意味でも、件の人に謝罪文を出すということはそのままでは歓迎できないと 個人的には思います。これは本題からは外れますので、また機会があれば。
On 16 Oct 2004 03:59:47 +0900, wiki_tomos wiki_tomos@inter7.jp wrote:
削除と表現の自由について。
Aphaeaさんのメールは、削除依頼と名誉毀損の関係についてのものでしたが、 僕が前に百楽天さん記事の取り扱いについて書いたメールの中では、削除と 表現の自由についての意見もありました。こちらの違法性はどうなのか、という のをもう一度考えて、少し考えが変わったので一応書いておきます。
百楽天さんが参加されたのは3月末か4月だったと思いますが、 その時点で、既に、投稿ボタンを押す際の文面は、今と同じようなものに なっていました。
http://ja.wikipedia.org/w/wiki.phtml?title=MediaWiki:Copyrightwarning&ol...
この文面の一番最後の部分は、表現の自由と削除の問題を解決するために 導入されたものですが、投稿したページが「不適当と判断された場合」に 削除されてもいいという同意を投稿者は与えることになっています。ここでは、 「不適当」の内容は(意図的に)広く解釈できるようになっていますから、 今回提案されているように、「ソースは特定できないが著作権侵害の可能性が 心配だからウィキペディアにとっては不適切」という理由で削除されることにも、 同意を与えていると考えて問題ないように思いました。
同感です。以前から「投稿者に特に確認を再度得る必要はない」と主張しておりますが その根拠はこの文面においています。board へのレポートでは結局省いた箇所ですが、 そのこともこれにのっとって考えています。
Dear Angela;
Regarding one of the ongoing legal issues, I have heard that you expressed your view that the process of deletion request does not constitute a libel.
I agree.
In Japanese legal context, based on precedents and the letter of law, it seems to me that requesting a deletion of a page for potential copyright violation is quite safe of an action.
I am not sure if you have heard of it, but there is now an apology is requested from a person in the ongoing issue. The details are not clear at this point, but it will not be about admitting any (legal) guilt of placing his contributions to the deletion request page. If such an apology happens (which is far from certain at this point), it will be more likely to be about mishandling of certain cases, violating not law, but standards of etiquettes.
In any case, just to clarify further, the apology will not be presented as that of the Foundation, nor, as I see it, the japanese wikipedia community at large, but that of specific wikipedians who share a certain view on certain point. And it might well be stated in the apology that the view is a contested one.
Thanks for your concern, and all your work for the Foundation and Wikimedia projects,
Tomos