この6月、7月とFaso氏による広域ブロックのまきぞえの苦情で当MLが埋めつくされています。
実際一般の利用者は、いったいどの程度の書き込みが荒し認定されて、 どの程度の被害とやらが本当にあってかなり範囲の広い (広域ブロックページの情報によるとFaso氏によるIPネットマスク幅と頻度は際立っている)広域ブロックが行われているのか、疑問を持たざるを得ません。
結局Faso氏の言い分を見ていると、報告したが対処しないISPサイドが悪い、 当該ISPブロックまきぞえ利用者は力をあわせて、そのような言うことを聞かない ISPを動かしてください、というような感じです。
>でもう何年来も当該大学からの荒らしは存在します。 同一人かどうかは、こちらに回答は来ませんので分かりませんけれど。 このように度重なる破壊行為は、メディア教育の問題かもしれませんね まぁ、正直お諦め下さいとしか言えません。
というコメントからも、どうも「仲間内に荒しがいるのは、あなたの連体責任だ」という 別にこのプロジェクトの方針でもなんでもない特異な思想があるのが読み取れます。
なぜ、これだけ苦情が出るのかというと、通常のインターネット利用者などは皆さんそうだと 思いますが、ISPなぞはその在住地域と条件で不可抗力的に決定されてしまうことも多く、 他の同じISP利用者の事情などはまったく感知するところではない、というのが通常の感覚である、 と思います。
しかし、ある日突然、連体責任をわけもわからず強要されて、ISPに苦情を言え、 それが広域ブロック解除への道である、となんか上からものを言われるわけです。
非常に不条理な状況ですが、さてFASOさんには、今まで指摘されている ウィキペディア広域ブロックの方針を大幅に独自解釈することによる ブロック権限濫用の疑いに関する質問にきちんと満足できる回答をいただきたいと思う。
次に伺いたいのは、実際問題、今までどの程度のISPがFasoさんを満足させるだけの 対処を行ってきた実績があるのか開示していただきたいです。
実際、たいていのISPなんかWikipediaのような大手サイトであろうと、警察もふくめ、 行政からの対処要請でない限り動かないと思います。私はこういうのは企業として ある意味合理的な戦略だろうとは思うわけですが、こういう当り前の事情があるのに、 ISPが動かないので、仕方なく、、っていうのは、裏を返せば、どうせISPは動かないので、 形だけ報告して、あとは連体責任をもって苦汁を受け入れなさい、 可能性は低いがISPに文句をいってください。「まぁ、正直お諦め下さいとしか言えません。 」ということですよね?
今後、現在MLを占拠しているこの問題に関してFASOさんが従来の「ISPが対処しないのが悪い」論理一辺倒で より本質的な議論を避けるようであれば、一旦FASOさんに広域ブロック権限行使の自粛、 あるいは管理権限そのものの剥奪も視野にいれて皆で検討する必要があると思います。