ウィキペディア上でのSampoさんの書き込みを読んでまた考えました。 少々長いのでこちらに投稿します。
IPからの投票を認めるなら、同一プロバイダのIPからの票は1票まで、 というような制限をつけるのはどうでしょうか。 確認作業がちょっと面倒になり過ぎるでしょうか?
あるいは、投票用にアカウントを作成してもらってIPと利用者ページを 相互にリンクしておいてもらうという方法でしょうか。この欠点については 既に議論しましたが、例えば「相互リンクを投票開始日の30日以上前に張り 終わっていなければならない」みたいな形にするとどうでしょうか。
いずれの場合にも、ログインしているユーザと同じく、ノートページなどで 他のユーザとやりとりがあるか、一定以上の活動期間があるか、最近活動していたか、 などという条件をつけて制限することにすれば組織票の問題にはある程度 対処できるかと思います。
それから、KIZUさんが挙げているIPは自然人に一対一対応しない、という考え方について。
*アカウントも同じ問題があるのでこれを理由にIPを制限するべきなのかどうか、 ちょっと迷うところです。問題の程度は違えども質的には似ていませんか? **KIZUさんは名無しさんとしても活動されているようですが、僕は そうではないかと思ったことはあっても長い間確証を得られませんでした。僕が ウィキペディア上で話を交わしたことのある方で、ご夫婦でアカウント名を 共有されている方がいると聞きましたが、それも僕は知りませんでした。 *ログアウトすると表示されるメッセージには、どうやらウィキペディアでは 複数のアカウントを取得しても構わないととれる文句が含まれています。 *僕も含めIPアドレスから参加している方に <アドレス名>+さん という呼びかけ をする方は多くいるようですし、アドレスに利用者ページも割り振られていますし、 IPアドレスを使って署名する人もいます。(IPアドレスとは別の署名を使う方もいます) **もちろん、そういう慣行が妙だと思っている方もいると思いますし、 IPアドレス+さん、という風には呼ばない、あるいは、便宜的にそう呼ぶと断って呼ぶ、 というようなこともあるようですが。
IPからの利用者をアカウント同様に明らかに一貫した個人であるかのように扱うことも、 逆にアカウントを利用している人は個人としての最低の条件を満たしているが、 IPはそうでないかのように扱うことも、いずれを採用するにしても多少無理があるように 思います。そこで、いずれを採用することになるにせよそれは原理的な問題というよりも 便宜的な措置であるという程度に位置づけるといいのではないかと思うのですがどうでしょうか。
(これまでにそういう位置づけで意見を述べられた方もいましたので、今更な話かも 知れないですが。)
投票の際には、アカウント名からの投票について次のことが成り立たないといけないと思います。 *あるアカウントが一人の人によって利用されているものであって、複数の人の共有物ではないこと *他のアカウント(やIP)とは異なる人であるということ これを判断する根拠というのは、基本的にはアカウント名が存在しているかどうかではなくて 投稿履歴とかノートページでの議論の様子だとか署名だとかではないかと思います。
誰かが複数のアカウントを使い分けて投票の時には両方から投票する、ということをしないという 保証はないように思います。ただ、そういうことをできる立場にあってもしない人の方が多い だろうから、とりあえず相手の善意を信じよう、というところでこの案が成り立っているのかな とも思います。
同じ信頼を活動履歴があってノートなどで他のユーザと対話をしているIPユーザに対して抱くことは、 特に行き過ぎではないんじゃないかと僕は思いますがどうでしょうか。
Tomos