WPNOT改定案に1ヶ月間翻訳に携わってきたものとしての見解。
まず、Mizusumashi氏の提案はWPプロジェクトについて無知ゆえの暴論。論外です。
以下、理由を示します。
翻訳もとの英語版での方針位置づけですが、 http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Policies_and_guidelines http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:What_Wikipedia_is_not
この右側のサイドボックスをご覧いただければ明白ですが、 What Wikipedia is notとは、 Wikipedia policyリストの中で最上位のGlobal principlesとして位置づけられています。 つまり、WPプロジェクト全体の原理原則です。
これは、 Content standards編集方針の Neutral point of view 中立的な観点 Verifiability 検証可能性 No original research 独自研究をしない より上位に位置づけられます。
つまり、三大編集方針よりも上位のWP全体を網羅する原理であると規定されています。
この階層構造によれば、WPNOTという原理原則文書は、例示集というフォーマットで記載されており、 その詳細を三大編集方針その他基本方針で詳細に規定しているということになるでしょう。
WPNOTとはWP全体の原理であり、これはプロジェクト原理です。 行動原理、コミュニティ条項も含めてそうです。 JAWPがWPプロジェクトの一部であり、ローカルである以上、 原理はそのまま踏襲するのは当たり前のことであって、 このWPNOT原理を変更するくらいであれば、 下位に位置づけられている三大編集方針を改訂するほうがまだハードルがひくい、ということになります。
以上、わたしのほうから、mizusumashi氏のような管理者でさえも、 WPプロジェクトの原理、方針、ガイドラインの階層さえ理解されておらず、 このような暴論が平然とで提起されてしまうようなjawpの現状を憂うばかりですが、とりあえず事実のみをお伝えしました。
現在ブロック中であるので、議論には参加できませんが、 事実がどうであるかWPプロジェクトの理解があれば、こういう提案はどのように扱うべきであるかは自明であると思います。
議論の余地などないでしょう。
とりあえず、見守るだけとしますが、万一おかしな結果がでるようであれば、 JAWPがWPの原理原則から逸脱している、すでにローカルプロジェクトの裁量からは逸脱しているとみなし、 看過せずに、直接、財団のほうへかけあうつもりでいます。もちろん杞憂であると思っていますが。
■現時点では、Jms氏が「内容規範からすると異質なものだと感じる」ということで、コミュニティ節全体を削除することを示唆されていますが、 これは事実認識が実はまちがっていて、すでにのべたように、WPNOTとは、内容を規定するものではなく、WP全体の原理と位置づけられています。
内容についてである、という誤解があるのは、JAWPのサイドボックスの「編集案内」で「記事内容のルール」というところに据え置かれているからでしょう。 これはきっちり修正しておく必要があります。
以上です。