まだ議論されていない点について、幾つか意見を出してみます。
1)投票の際の選択肢をどう決めるか?
投票は基本的に議論に基づく合意形成が行き詰った場合に起こる場合と、 そもそも投票で決めることになっている問題を扱う場合とがあるようです。
前者については、投票に至るまでの議論で登場し、生き残っている 提案を全て選択肢として採用する、ということでよいでしょうか。
後者については、たぶん予め選択肢を決めておくことができるのではないかと思います。
2)再投票の条件は何か?
スタイル、メインページのレイアウトなどを投票で一度決めた場合、それを再投票にかけたくなる 場合があると思います。
これは議論による合意形成でも同じだと思うのですが、基本的には、以下のいずれかがあてはまる 場合には、再議論、再投票がいいかと思います。 *何か状況が変わった(ソフトウェアの仕様、参加者の構成、対象となる読者、などなど) *これまでの議論で考慮されていない点を考慮して新たな議論が登場した
3)いつ、どのようにして投票に移行するか
議論が行き詰ったかどうかいつ判定を下し、その結果いつどのようにして投票に移行するかは 今のところ議論がなかったように思います。
これは基本的には議論の当事者の判断に任せるということでよいでしょうか。 個人的には他によい代案などは思いつきません。
4)ルールやガイドラインとの整合性
投票の結果が、ルールやガイドラインと矛盾する場合にはどうしたらいいのか、ということも やや気になります。既存のルールやガイドラインと矛盾する結果は、そのルールやガイドラインを 変更することを含んだ投票でなければ無効、とするのがいいのでしょうか?
「ガイドライン上は、記事名は正式名称を優先することになっているけれども、この団体は 正式名称が長いから通称へ移動したい」という投票があって、賛成多数で可決された場合とか。
あるいは、「この問題については、一般読者に広く注意を喚起することが非常に重要なので、 観点の中立性のポリシーを多少犠牲にしてもよい」という意見が特定の記事について出て、 投票にかけたら賛成多数で可決された場合とか。
Tomos