KIZUです。
In Message-Id: <429456294920040706200325sphl(a)pan.tok2.com>
sphl(a)pan.tok2.com wrote:
sphlです。
今[[Wikipedia‐ノート:合意形成]]にコメントしてきましたので
重複・ずれなどあるかもしれませんが。
両方に詳細なご意見をいただき、ありがとうございます。
◎条件の設定の緩急
有権者の条件や成立の条件を案件の重要度に比例して厳しくするという意見に賛成です。
sphlさんだけなく、Tomos さんや kzhr さんからも同趣旨の発言がありました。有権者の条件についてはほぼ異論ないようですね。問題は、条件の設定
でしょうか。
これについては、Tietewさんのメールにあったように「何が重要か」で
議論が収束しない虞もあり、さらにこれをめぐって投票そのものの導入が
遅れることを懸念しています。また ja.wp は投票そのものに馴れていません
から、最初から煩瑣な制約条件を入れることで、投票の定着が遅れるのでは
ないかとも考えています。杞憂でしょうか。
簡素なシステムを導入して、運用の実績を見ながら細部を調整していくほうが
いいように思います。あるいは逆に、それほど重大でない案件から先に投票で
決着をし、頃合を見て「重要な案件には75%(80%?)の賛成票を必要とする」と
いう条件を入れることも可能かと思います。この場合は単純多数決から出発
ということになるでしょうか。
具体的な数字に関してはまだ何とも言えないのですが。ただしあまりにも厳しくしすぎるのも、議論の動きが鈍る可能性がありますので問題だと思います。
投票への参加資格がない方も投票案をまとめるまでの議論には参加可能である
というような規定を明確にしたほうがいいかもしれませんね。大勢は「匿名
ユーザであってもコメント/議論への参加を許す」傾向にあるようですし。
不正投票等をおそれるあまり、条件を厳しくしすぎて、ウィキペディアの
美点のひとつである openness を著しく損なうことには避けたいと思います。
閾値が大きいメリット
(1) もともと合意をメインとしてきたこれまでの日本語版Wikipediaに
票を持ちこむことから、なるべく全員一致に近い数値のほうが受け入れ
やすいだろう
(2) 賛成票が圧倒的多数のほうが、決定を実施する際にスムーズにいきやすい
同感です。
欠点もあげます
(3) 紛糾して合意できなかったのだから圧倒的多数の可決(否決)はないのでは?
これは発想を転換したほうがいいように思います。
現在[[Wikipedia:合意形成]]や[[Wikipedia:投票の指針]]では、投票は
「紛争の解決」手段として捉えられているようです。もちろん広義には
対立する意見の調整ということで紛争といいうるのかもしれませんが、
他言語版での投票を見ると、紛争の解決というよりは、複数の、どちらも
それなりに合理的な根拠をもった案件(だがその言語版としてはひとつの
方針をのみ採択する必要がある)を、合理的な時間内に決着するために
使われているという印象をもっています。
[[Wikipedia:ウィキポータル 哲学]]の名称移動の投票においても、
紛糾した結果というよりは、広く意見をもとめるために投票を行い、
結果としても票の分散があまりなく合意が形成されたと私はみています。
むろん票が著しく割れる可能性はご指摘のとおりです。ですので、
逆に「一律単純多数決」でスタートするのも手ではないかと上記で
提案してみた次第です(私個人としては以前に書いた 75%/単純多数 を
支持しますが)
私は重要議題を運営に深く関わるものに限定して70〜80%あたり、
それ以外は60%程度でいいと思います。対象は、Wikipediaの重要なポリシー
(著作権やNPOVなど)、選挙(管理者等の任免)、ブロック実施などでしょうか。
重要議題の設定については特に異論ありません。他に将来日本法人を設立
することになった場合や権利侵害などがからむ場合など考慮すると、法的な
問題一般について態度決定する場合を含めたほうがよいかもしれない、くらい
でしょうか。
投票資格の問題は長くなりますので、いずれ別便にて。
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KIZU
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