Aphaia さん、情報ありがとうございます。参加者の総意を確認する方法はとっていないということですね。 ちょっと考えてみました。
退会措置などの合理性を保障する上で、すくなくとも2通りの方法が考えられ、 ひとつはここで KOBAYASHI (Penpen) さんが提案している多数決によるもの、 もうひとつは Aphaia さんが関与なさっているMLでとられている、モデレータの判断によるもの、 があると。
まず、なぜ合理性をもたせる必要があるのかを考えると、 訴訟に発展する可能性を下げるため、という点が挙げられていますが、 やはり、退会等の対象になった人に「なぜコミュニティから排除されようとしているのか」 を納得していただくためのものである、というのが実質的に目的とされている、というふうに思いました。
仮にそうであるとしてみると、多数決で決定されたことに対して、はたして対象者は素直に納得してひきさがるだろうか、 という疑問が浮かびます。既に提示されている仮案の第三条に、いわば「上告」のような規定がおかれていることから、 KOBAYASHI さんも同様の懸念を抱いているのではないかと思います。
# もっとも、そういうことではなく、このML上で不穏な措置をとられると、安心して利用することができない、という、 # なんというか「クリーンな政治」を期待しているものである、ということも考えられますけれども。
つまり、例えばウィキペディア日本語版で投稿ブロックが依頼を経て行われ、それについて 利用者が不服を主張している場合だと、同じことの繰り返しに過ぎないのではないかな、と感じます。 根本的な問題の解決になっていないというか。
管理者ひとりの判断による即時ブロックの場合、MLでの対話が不調に終われば、解除または追認の依頼を出せば、 目的に沿った対応、つまり理由の解説ができるように思います。MLでの投票と等価に近いという意味で。
もちろん、それ以外の場合も想定してルールは制定されないといけないでしょうけれども、 ブロックされていないような利用者であれば、対話によって円満に解決できると期待できるのではないでしょうか (偏見かもしれませんが…)。
一方で、モデレータに退会や一時投稿禁止措置の判断を任せる、ということにすると、 同時に対象者との対話の義務が、そのモデレータに生じてしまうのではないかと思います。
# ここで、Motozawa さんなどの主張によると、それらの過程についても公開状態にしておくべきである、 # ということになるでしょうか。それとも、一度規定を置けば十分で、その必要はない、と判断されるでしょうか。
それだとちょっとモデレータへの負担が大きすぎるのかもしれません。 だとすると多数決方式にしておいた方が無難である、ということになります。 しかし、信頼できるモデレータに任せておけば安心できるのであれば、「その他大勢」としては「楽」である、とも言えます。
まだあまりまとまっていませんが、おおむね以上のような雑感を持ちました。
あと KOBAYASHI さんの仮案について、だいたいの感触はわかってきましたが、追加の疑問点です。
一条について。
「初心者に対しては寛容に」ということについて、そういう観点であれば、1か月という期間を定めるよりも、 注意か警告を行ったあとでも改善が見られない場合、などの方がよいのではないでしょうか。 またフィルターをかけてしまうと、行動が「正常化」した場合でも、見過ごしてしまうことがあるかもしれません。 あまり深く考えなくともよいかもしれませんけど。
二条について。
これについては、まあしょうがないですね。ただ、多数決主義を採るべきかどうかについて 考える際、ドローバックとして勘案されても仕方がないところではないかと思います。 投票権があるのかどうか確認の必要があるでしょうし、それについても Tomos さんより 技術的な問題点が指摘されていますが、これについてはどうでしょう。
三条について。
すみません、そういうことでなくて、我々がここで決定したことを、理事会の方で認めてくれるのだろうか? ということです。
長くなりましたが以上です。