1)まとめ(の試み)
IPとIDの扱いは、投票の指針の内の話題の一部に過ぎないと思うのですが、 とりあえずその点を中心に、実質的な議論の内容をまとめてみます。
但し、うまくまとめられているかどうか自信があるわけではないので、 補足、訂正などありましたらよろしくお願いします。
次のような点についておおよそ合意があると考えてよいでしょうか?
(Sampoさんの意見は異なっているかも知れないので詳細を待ちます。)
*IPユーザにも、IDユーザにも、責任のある意思表明をするユーザもいればそうでないものもいる。 *IPユーザにも、IDユーザにも、同一のIP/IDが一対一で自然人に対応していないと考えられる ケースがある。 **IPに関しては、そもそも一人の参加者が複数のIPから参加しているのが普通であり、かつ、 複数のIPが単一のIPを共有しているということも十分起こりうる。 **IDに関しては、複数のアカウントを一人の参加者が利用していたり、ひとつのアカウントを 複数の参加者が共有しているケースがある。 **単一の参加者が複数のIPやIDから参加している場合には、多重投票が行われる可能性がある。 **複数の参加者が単一のIPやIDから参加している場合には、活動履歴など投票資格の制限事項 にまつわるデータが不正確になり、本来投票権を認められるべきでないはずの参加者が投票 できてしまう可能性がある。 *以上から、IPとIDについては同じような問題があるが、投票資格はIDのみに与える。理由は 以下の通り。 **IPの場合には悪意や作為なしに複数IPの使用や単一IPのほかの参加者との共有が起こって しまうからで、それを考慮してIPからの参加者に正当な投票権を与えるには煩雑な手続きを 経なければならないか、煩雑な手続きを経てもできない。 **IDの取得が簡単だから。(但し、IDを取得したからすぐに投票権が得られるとは限らない。 これを考慮して、一定期間重要案件についての投票を行わないことも提案されている。) **意見の反映という点ではIPからの参加者も十分機会が与えられるため、優れた考え・意見を 持っている参加者であれば他のIDを取得している参加者を説得できると考えてよい。 **投票は合意形成が行き詰った場合の次善策という位置づけなので、投票権がなくてもそれほど 大きな問題ではないから。(但しこれは今後の議論で話が変わる可能性が高いように思いますし、 KIZUさんなど位置づけを見直すべきという意見を持っている方もいると思います。僕もそうですが。) **今回の投票の指針は、原則論であり、全ての投票がこの指針に従うわけではない。IPの参加を 認めるものもある。
以上がだいたいまとめになっているとして、メールを変えて、まだ議論が十分でなさそうな2点を 議論してみます。
ひとつは、IPユーザに投票権を認めても、投票を集計する人に負担にならなさそうなケースについて。
もうひとつは、IPとIDに質的な違いがあって、何らかの意味でIDの利用者にのみ投票権を認める 理由があるのかどうかについて。(あるいはそうではなく、単に便宜上の問題だ、という意見も 多く出ているのですが。)
Tomos