海獺です。
ルートさんへ。 「Wikipedia:多重アカウント」をお読みください。 その文書内のウィキペディアの創立者であるジミー・ウェールズ氏の発言をここに書いておきます。 「多重アカウントを禁ずるルールは特にはないが、 一般には、よほど必要がない限り感心できないものだと考えられている」
その上での個人的な解釈ですが、 ウィキペディアは百科事典を作るという大前提の目的があります。 その際にはほかの利用者と話し合いが避けて通れない場合があります。
例えばAという記事でBさんとCさんが激しい論争になります。 それとは全く違うDという記事でBさんとDさんが論争になります。 CさんとDさんが実は同一人物だったら? 私はこういう流れはなんとなく「アンフェア」であると思います。 でも禁止はされていません。
Bさんがほかで提案をした事柄について、反論を述べるEさんや Bさんが管理者に立候補した際に、反対票を入れるFさんも Cさんと同一人物だったら? ・・・でも禁止というわけではありません。
ひとつの記事に対し、ひとりの利用者がたくさんのアカウントを使って執筆していくと、 第三者にとっては多くの人がその記事の傾向を容認しているという風に見えます。 問題提起がノートでほかの方によって起こされても、 ノートには編集に現れるアカウントのうち、一つしか出てこなければ、 明確な議論撹乱とはいえません。 記事を思うようにコントロールしやすくできてしまいますが、 こういった行為も明確に禁止されているわけではありません。
大きく解釈すれば、 「中立的であろう」としている目標を、根本的に理解していないとは思いますが。
さて、「Wikipedia:多重アカウント」という文書はガイドラインであり 従うことが推奨されますが、公式な方針ではありません。 さらに付け加えるならば、「行動についてのガイドライン」であり 「エチケット」や「礼儀を忘れない」と同じグループに入っている文書です。
私はこういった文書に「禁止」などという明確な語句はそぐわないと思っています。 理由は、「禁止されていないから→やっていい」という解釈をする人を何度も見てきたからです。 共同で百科事典を作るという場所での行動において、 「ここまではセーフだべ」というような考え方をすること自体が、 既にウィキペディアの目的を逸脱しはじめていると私は思います。
「いけないことなのかどうか」という方向からではなく、 ほかの人がやっていたら嫌だなと思うことは、自分もやらない。 それが基本的なエチケットであると私はおもっています。 公式な方針である「Wikipedia:エチケット」に例として書かれているのかどうかではなく、 個人のモラルや意識の問題であろうと思います。
海獺 waters_of_eden@yahoo.co.jp
----- Original Message ----- From: "yhirooshi kokura" djsjc194@ybb.ne.jp To: wikija-l@lists.wikimedia.org Sent: Saturday, April 25, 2009 2:24 PM Subject: [spam] [WikiJA-l] 無期限投稿ブロック解除要請
ルートです。ブロックの解除、ありがとうございました。”槍繭”・”レジスト”に ついては使用しない方針で了解いたしました。
ところで、この機会にwikipediaのマナーを正確に理解しておきたいので、質問があ るのですが…
『多重アカウントの不正使用』が禁止されているということは、逆に言うと『多重ア カウントの使用自体は不正ではない』ということになります。つまり、複数のアカウ ントで編集をするだけなら悪いことではないということなのでしょうか? それと も、複数のアカウントをもっているのは、それだけで喜ばしくないことなのでしょう か?
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