IPユーザに投票を認めてもよさそうな、限定的なケース
IDユーザに対しては、次のようなチェックをかけるものだと想定してみます。 *最初の投稿(日付を提示してもらい、差分などへのリンクを張ってもらう。) *最近の活動量(投稿履歴にリンクを張ってもらう) *ノートページでの対話の量(利用者ページへのリンク元のリストへのリンクを張ってもらう)
ひとつのIPを複数の人が共有している問題について、次のように処理してはどうでしょうか。 *そのIPから自分以外の人が投稿している形跡があるかどうか履歴をチェックしてもらい、もし 自分以外の人が使っていたら、投票はしないでもらう。 *そのIP以外のIPからもウィキペディアに参加していたとしても、複数のIPからは投票 しないでもらう。 *そのIPから自分以外の人が投稿している形跡がない場合には、IDユーザと同じ基準 (上記)が適用される。投稿履歴、活動量、ノートページでの対話の量については、 そのIPからの活動内容のみがカウントの対象になり、同じ方が利用しているほかのIPからの 履歴はカウントされない。(IPが誰によって利用されているか、いないかを判別するのが 非常に困難なためです。)
#以上の件は、あるIPが固定IPか可変IPかをチェックする手段がないことを前提にして います。 #オープンプロクシは今では必ずしもブロックされていない(かつ、プロクシでない はずのIPがブロックされることもあるかも知れません)と思うのですが、この事情も 考慮に入れていません。
IPからの参加者の方は、以上のようなあれこれの不都合を承知の上でそれでもよければ 一応投票権はありますが、IDを得るほうが投票に参加できる見込みが高い、ということに なるかと思います。
これで投票権を得られることになるIPはごくわずかのような気もするのであるいは 余り重要ではないかも知れませんが、集計係の手間はID投票者と同じだけしかかからない かと思います。多重投票をしない、共有アカウントから投票をしない、というIDからの 投票者に求めるのと同じ程度のモラルを期待しているだけですし。
#たまたまIPを共有している人がいるかどうかなど、運に左右される面が多いので、 それよりはIDのみに限定する方がよいのではないか(あとは個々の投票の場面で IPの参加を認める必要があればそれに任せる、などして)。
#「自分は活動量から言っても、投票権を与えられていいはずなのに、たまたま運が 悪くて投票権がない。これは不条理だから投稿履歴は全部自分のものではないけれど それを無視して投票してしまおう。」というような方がいるかも知れません。アカウント 共有よりもIP共有の方が発生しやすいので、トラブル、不正投票の元ではありそうです。 ##これも、実際に自分に投票権が与えられるべきかを個々人が良心的に判断している 分にはそれほど問題ではないと考えることもできますが、「いずれにせよわからないから こちらのアカウントからも」という風になるかも知れません。そういうモラルを欠いた 思考を招きやすいから止めたほうがいい、という考えもあるでしょうか?
Tomos