[WikiJA-l] 宣戦布告に至った理由(後編)

Normalization ha @ pwiz.biz
2009年 6月 5日 (金) 11:18:48 UTC


Normalization(元Haruno Akiha)です。
前編に引き続き、後編では無期限投稿ブロック処分以降について話します。

私に対して無期限投稿ブロック処分が下され、それから約3か月間はウィキペディ
ア日本語版には投稿はせず、閲覧のみを行っておりました。しかし、何かの記事
に対してどうしても手を加えたくなり、以前から併用していた別アカウントでの
編集を復活させました。

私はこれがブロック破りであることはわかっていました。有期限投稿ブロック処
分の場合、ブロック破りが発覚するとブロック期間の始点が最初に戻され、その
分だけブロック解除の時期が遅れることになり、それがブロック破りの抑止力に
なっています。しかし、私は無期限投稿ブロック処分なので「ブロック期間の終
点」はありません。そのため、ブロック破りが発覚してブロック期間の始点が最
初に戻されることがブロック破りの抑止力にならないのです。

ともあれ、私は別アカウントで編集を復活しました。私は当然ブロック破りによっ
て別アカウントもブロックされることを予想していましたが、予想に反してブロッ
クされませんでした。おそらくその理由は、私の編集内容が一見してブロック破
りに見えなかったこと、つまり私の編集内容自体には投稿ブロックになるような
問題点はなかったからだと思います。

しかし、別アカウントでの編集はいつまた投稿ブロックされるかわかりません。
私は別アカウントでの編集を続けるうちに、いつしか正規の手段で投稿ブロック
を解除してもらいたいと思うようになりました。

そこで私は、MLを経由して投稿ブロック解除に至る正規ルートに乗ることにいた
しました。しかし、どのような行動を取れば投稿ブロックが解除されるのかといっ
たマニュアルはウィキペディアには用意されていません。そのため、投稿ブロッ
ク解除の方法を手探りで探すことを強いられました。

その結果はつれないもので、「誰かの心を動かさない限り、投稿ブロック解除依
頼が提出されることはない」というものでした。

「他人の心を動かす」ことは私にとって最も苦手とすることのひとつでした。そ
れは私が先天的にコミュニケーションを取ることが苦手であるためであり、長ら
くそれに起因するうつ症状で精神科に通院していたのです。そこでの診断の結果、
私は「高機能広汎性発達障害」であることがわかりました。

最初はあきらめにも似た気持ちでMLから離れ、また別アカウントでの編集を続け
ていましたが、あるとき「病名を明らかにすれば、投稿ブロック解除に際してア
シストしてもらえるに違いない」と考えるようになりました。そこで私はMLに復
帰し、病名を公表して誰かのアシストを期待しました。

しかし、期待に反してアシストは得られませんでした。それどころか、「ウィキ
ペディア日本語版はコミュニケーションの取れない人をサポートするつもりはな
い」という意見まで出てくる始末でした。

私が推測するに、ウィキペディア日本語版のコミュニティは「協調性の維持」を
至上としており、本人の意思によるかどうかには関係なく、協調性のない人を受
け入れるつもりはなく、もしそういう人がウィキペディア日本語版に入ってきた
ら徹底的に排除することが正義とされるということでしょう。これは三大方針と
異なって独立の明文化されたページが存在しないため、私はそれに気づくのが遅
れてしまいました。

ここにきて私は憤慨しました。私はウィキペディアというシステムの素晴らしさ
を認めながらも、それを排他的なコミュニティが牛耳っていることに著しい不満
を覚えるようになりました。

私はMLに「投稿ブロック解除依頼の提出を要求する。さもなければコミュニティ
から離脱し、独自に行動する」という文を投稿しました。そのときは、投稿ブロッ
ク解除依頼が提出されれば、その結果がブロック継続であったとしてもコミュニ
ティからの離脱はしないつもりでいました。しかし、投稿ブロック解除依頼がY
氏によって提出され、その審議中にCU権限を持つ管理者によって別アカウントの
使用が発覚してしまいました。私は追い込まれ、ブロック継続で決着したあと、
当初の予定とは異なりコミュニティから離脱し、独自に行動することを宣言しま
した。

それからの私はCU権限を持つ管理者との対決に明け暮れることになりました。長
期荒らしにリストアップされ、新しいアカウントを作って記事を編集し、編集の
内容とは無関係にCUによってソックパペットとして投稿ブロックされるとIPを変
えてまた新しいアカウントを作る…この不毛な繰り返しが続けられました。

私は、「良い記事を書くことができれば協調性は必ずしも必要とされないはずだ」
という信念のもとに、実際に記事を編集することによってそれを証明しようとし
ていました。しかし管理者たちはそれをあざ笑うかのように投稿ブロックを繰り
返し、私が新規作成した[[わたし、男子校出身でした。]]の記事は削除依頼での
審議を経ることなく「荒らし・いたずら」として即時削除されました。

これにこたえた私は、「管理者がそこまでやるのならやってやろうじゃないか」
と思い、再びコミュニティに復帰して正規ルートに乗って投稿ブロック解除に至
る道をたどることを決意しました。そしてMLでコミュニティに復帰することを宣
言し、これまでの行為を謝罪しました。しかし、それに対するコミュニティの反
応は冷たいものでした。特にそれまでソックパペットの投稿ブロックを行ってい
た管理者たちは、自分たちが誘導していたはずのコミュニティ復帰を歓迎するこ
ともなく、一切の沈黙を守ったままでした。

そして、MLでのやり取りの結果も全く前回と変わらない内容でした。これでは何
のためにコミュニティに復帰したのかわかりません。コミュニティ側は私の投稿
ブロック解除に対して相変わらず「どうでもいい」といった対応でした。

その中に、「年単位で沈黙しない限り、ブロック解除への道は閉ざされている」
といった発言がありました。その発言は早期ブロック解除を望む私を再び憤慨さ
せるのに十分でした。私は「この人たちは私の味方ではなく敵だ。道が閉ざされ
たのならば、力ずくで開いてやろうじゃないか」と決心しました。私は不退転の
決意で、私の投稿ブロック解除に反対するすべての利用者に対して宣戦布告し、
投稿ブロック解除を勝ち取るまで徹底抗戦することを宣言しました。

私が宣戦布告に至った理由は以上です。

-- 
Normalization <ha @ pwiz.biz>




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