[WikiJA-l] 特定のログインユーザーだけ、ブロック解除できないのでしょうか?

Aphaia aphaia @ gmail.com
2007年 7月 9日 (月) 15:33:19 UTC


On 7/9/07, sundoff <muse7rock @ yahoo.co.jp> wrote:
> お手数でしょうけれど、やはり、ブロックの穴あけという風に
> 投稿できるように対処できないでしょうか?

ご提言ありがとうございます。私も最初じつはそう思ったのですが、あとから Faso さんの説明をきいてしかたないかなと考えをかえました。

そもそも

>  特定書き込みしたいひとが、あらしや、犯罪予告などするは考えられません。
>
というご発言には論拠が示されていません。であれば、それは「思い」であって「考え」ではないだろうと。そして、そうである以上、 sundoff
さんのメールはたんなる主観的希望の表明にすぎなくて、あまり議論の出発点にはならないように思います。この線で進めるなら、なぜ大丈夫なのかを論証されたほうがよいだろうと思います。

一方、管理者をやっていると、
「特定書き込みしたいひとが、あらしや、犯罪予告などするは考えられません。」
というような楽観的な気持ちでは語れないことに出くわすことが多々あります。

英語版ウィキペデイアの話なんですけど、
*多重アカウントによる多重投票と荒らし行為で無期限ブロックになった人が
(投稿元だったドメインへの苦情をおこない、丁寧な詫び状もきたという)
*多重アカウントをさらにこしらえて、まじめな投稿者としての評判を確立し
*管理者になり
*ある日ウィキブレイク宣言をして
*当時 CU のデータ保持期限として設定されていた日数が経過したところで
*メインページを削除したり管理者をのきなみブロックする等の荒らし行為をはたらいた

……というようなことがありました。

また他にも、実名らしきものを提示していても、全然違うらしいという指摘があって、ていうかネカマ疑惑まで出てきて、多重アカウントによる不正投票行為で追放になった、という事件もありました。

善意に取るといっても、やはりそれには限度があって、ある程度よからぬ兆候がある場合には、注意をし、打てる手は打つほうがいいだろうと思うのです。

そういうことをあちこちで経験していますと、ユーザに制約を与えることのデメリットをとっても、アクセスを制限したほうが総合的にはよいと判断せざるをえない局面もあります。特定の
IP アドレスからの荒らし行為の始末に20分要したことがわたしにはあるのですが(ISPへの苦情メール書きの時間を含めない)、ブロックしておけばそういうことは再発を防げる。自分も含め、他のボランティアの管理者にも再度それだけの負担をかけずにすむ。そして犯罪予告というのはたんなる荒らし行為よりは重いものだと私は思います。

今回の日本語版ウィキペディアの場合、すでに犯行予告が書き込まれているので、そこで書き込みできないようにアクセスを制限する、というのは、ありえる対応だろうと思います。現に、他の管理者から表立って反対がないから、解除されてもいないし、解除の依頼もプロジェクト上には出されていない、と推論します。そこで、現在、表に表れている対応としては、50余人いる管理者が、みな
Faso さんの執行したブロックを支持している、またあえて踏み込めば、そのような依頼を行わないコミュニティもまたその判断を支持している、私の目には、いまのところ、そのように見えます。

-- 
KIZU Naoko
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