[WikiJA-l] WPNOT改定におけるMizusumashi氏の提案について 2

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2009年 8月 14日 (金) 09:48:24 UTC


Wikipedia‐ノート:ウィキペディアは何ではないか
の改定案について

コミュニティ節をはずす、という意見もでているようですが、単なる間違いなので事実を指摘。

大前提として、
http://meta.wikimedia.org/wiki/Founding_principles

   1. Neutral point of view as a guiding editorial principle,
   2. The ability of anyone to edit (most) articles without registration,
   3. The "wiki process" and discussion with other editors as the
final decision-making mechanism for all content.
   4. Free licensing of content; in practice defined by each project
as public domain, GFDL, CC-BY-SA or CC-BY.
   5. Maintaining room for fiat to help resolve particularly difficult
problems. By convention, Jimbo Wales and later Arbitration Committees
retain certain authority on the English Wikipedia (and other wikis set
up similar frameworks) ― to make binding, final decisions such as
banning an editor.

1.中立的な観点という編集原理
2.登録なしで誰でも編集できる仕組み
3.すべてのコンテンツの最終的な意思決定の仕組みとしてWIKIと他の利用者との議論
4.GFDL、CCなどフリーライセンス
5.特に難解な問題解決においては、裁定委員会などの介入の余地を残しておく。

というすべてのWikimediaプロジェクトの設立に際して、
設立要件が規定されています。

次に、
http://en.wikipedia.org/wiki/Five_pillars_of_Wikipedia
Wikipedia:五本の柱

というのがあります。
ウィキペディアは、

1.百科事典である。
2,中立的な観点に基づく。
3,フリーライセンス。
4.コミュニティの行動規範がある。
5,この5本の柱以外には、確固としたルールはない。

というものですが、

mizusumashi氏の提案に含まれる、
「官僚主義ではない」を外す、という意見、つまり
>ですから、「ウィキペディアの基本方針とガイドラインは記述的であり、規範的ではない」
と宣言するこの節の記述は、ウィキペディア日本語版の現状を記述しておらず、
この節の内容に従えば除去されるべき内容であるということになります。

というのは、基本的に、
Founding_principlesの
3.すべてのコンテンツの最終的な意思決定の仕組みとしてWIKIと他の利用者との議論
を上書きし、最終的な意思決定の仕組みとして、
A 議論、コンセンサス
でなく
B 規範的なルール
を上位に置こうとする姿勢であること、

また、
Wikipedia:五本の柱の
5,この5本の柱以外には、確固としたルールはない。

というのに矛盾、抵触するので、その提案は、Jawpの現状がそうだから、という理由では許容されなくて、
むしろ、WP:NOTに明示することにより、修正をかけるべき現状である、ということになります。


JMS氏による、コミュニティ節の削除の意見ですが、これも、
Wikipedia:五本の柱の
4.コミュニティの行動規範がある。

という原則に抵触します。
また、改定案を反映させない理由というか動機は、以上の原理原則により否定されているので、
コミュニティ節は除去する理由はまったくない、ということになります。

以上、個人的にJMSさんに根本的な勘違いの事実をメールかなにかでお知らせしようと思いましたが、
メール設定をしておられないようで、無理でした。
ご覧の方、この内容をMLリンクでも結構ですので、彼にわかるように知らせていただけませんか?

以上です。



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