[WikiJA-l] ML 退会または一次的な投稿停止の提案・反対

nekosuki600 @ mail.goo.ne.jp nekosuki600 @ mail.goo.ne.jp
2008年 9月 25日 (木) 14:06:59 UTC


 いろいろ考えたんですが、えーと、申し訳ないんだが反対させてもらおうか
と思います。

 対処は、相手をしたくないひと・見たくないひとは、各自自分の責任でメイ
ラーでspam処理をすればよろしい。ていうか、きても読まずに既読にしちゃえ
ばいいわけで、たいした手間でもないでしょう、と。

 理由を説明します。
 日本語版ではいまのところ「追放の方針」が採用されていません。んで、い
まのところ arb.comができる可能性もないわけで、追放の方針が採用できるめ
どは経っていません。結果として、日本語版におけるもっとも強い処遇という
のは「解除期限を定めないブロック(無期限ブロック)」というやつで、事実
上はどうであるかってのは置いといて、「解除される可能性のあるブロック」
しか存在せず、そしてその対話はこのMLで行うことと定められているわけです。
つまり、このMLは、ブロックされている者にとっては最後の砦として指定され
ており、しかも少なくとも建前上はすべての被ブロック者に対して解除願いの
道は開かれている、という構造になっています。
 解除を想定しないブロック(追放)が存在するのならば、追放とした上でブ
ロック解除願いを聞く必要がないとして目の前で扉を閉めてしまえばいいんで
すが、そうはなっていない以上、その「最後の砦」の扉を閉めてしまうのはま
ずいだろうと。

 たいへんあほらしくめんどくさいことではあるのですが、たいしてコストが
かかることでもないのだし、ノイズをより分けるくらいは自力でできんことに
はインターネットの世界を渡っていくのは無理だろうということもあわせて考
えれば、ま、「このままほっとく。我慢できないひとは自己責任で対処」とい
うあたりが適切なんじゃないかなあと。

  *

 おまけ。この場合の想定し得る問題点について。

(1) 相手をしてしまうひとが出る

 該当者がひとりだけならばメイルアドレスなりなんなりでspam箱送りにして
しまえばいいんですが、相手をするひとが出てきたら厄介です。たいていの場
合、相手をしてしまうひとというのは熟慮した末に相手をするわけではなく、
地獄に続く道に敷き詰められているのと同種の善意の持ち主なわけで。
 しかしまあ、「誰かが相手をしてしまう」ということは「全員一致の合意事
項として無視が相当、なわけではない」ということを意味するものだと受け取
ることも可能でしょう。
 相手をしちゃうひとを説得するとか、そのひともspam箱送りにするとか、そ
のあたりもまた各自が勝手に考えればよろしかろうと。

(2) 耐性がないひとが耐えられなくなる

 いやあ。「このMLの機能が失われる」とか「うざい」とかいう声は常に出て
くる可能性があるでしょう。しかしまあ、そりゃしょーがないっすよ。誰かに
とってここが「最後の希望」「最後の砦」である以上、よそでもできる話の側
がおん出ていくしかないでしょう。ていうか、そういうある意味戦場みたいな
場所なわけで、それはそれで覚悟して参加するしかないんじゃないのかな。
 次善の策として、テンプレの書き直しとかを条件とした上で、「被ブロック
者のためのブロック解除願いML」かなんかを作って「最後の砦機能」をそちら
に移動するとかいう手はあろうかと思います。

  *

 おまけのおまけ。

 今回のケースについて、おれは以前に表明したとおり、「ソックパペットで
あるかどうかはすでにどうでもよく、Wikipedia にいていただく必要があると
は思わない」と判断しています。ある意味、ブロックの解除なんか検討しなく
ていい理由としては、Wikipedia の側から見た場合には「敵失」なんです。
 しかしだ。
 過去にいくども事例がありブロックが解除されたことも確かあったと思うん
だが、「ソックパペットあるいは模倣犯」としてのブロックには、誤爆・誤認
が少なからずあるわけですよ。そして、「誤認だ」という主張がなされた場合
には、「ソックパペットであるという判断の是非」が問われることになる。そ
の判断が正しかったのか、そう推測するに足りる理由があったのか、そのあた
りはちゃんと検討しなくちゃいけないだろう(「模倣犯」という言葉がはいっ
ているのは、ある意味「誠実」ではあるものの、別の言い方をすれば「アバウ
ト」「いいかげん」でもあって、それがはいっているからって誤爆・誤認が正
当化できるわけじゃない)。

 幸いにして、現時点で「誤認があるとする理由説明」などは受けていないの
で解除する必要があるとは思わない(しかし同時に、「ソックパペットである、
と判断した理由説明」も受けていないということもあわせて覚えておく必要が
ある)(ただし、Wikipediaの制度内とはいえシステムとしてはWikipedia外の
MLでの言動、百科事典作りの破壊活動には直接にはつながらない言動で追加の
ブロックがかけられるかどうかという点については、大いに疑義がある)。
 ただ、なんとなく「解除なんてとんでもない」という話になっているのには
敵失という理由があるのであって(あるいは、敵失という理由だけしかないの
であって)、それはそれとして、「ソックパペットあるいは模倣犯」という理
由でのブロックの是非論あたりについては、われわれはわれわれで改めて考え
なくちゃいけないのではないかという気がする。

 まあ、深くは考えていないんで思いつきでしかないが、「ソックパペットあ
るいは模倣犯と判断をして裁量で無期限のブロックをかけた場合、ブロック依
頼ページあたりに必ず報告をし異論がないことを確認する」など。
 また、CU係は自分の判断でCUをすることが認められており、であるがゆえに
ブロック依頼につながるソックパペット判断などが尊重されているという現実
があるんで、そのあたりについてはもう「公開の上で追認を得る」といった制
度を確立するとかいう手もあるかしれない。

 なんかさ。ここで突きつけられている問題は、相手方の正当性はとにかくと
して、それなりに重たいもんだと思うぜ。敵失でいい気になっていたら、ミス
をしない相手が出てきたときぼろぼろにされるのはこっちなんだからな。




WikiJA-l メーリングリストの案内