Tomos氏に簡単な返事を。
この内、GFDLの解釈とGFDLの適用除外については必要性が大きいですが、GFDLの説明に
ついては、あるいはそこからもう1リンク離れた場所にあってもいいかという風にも
思いました。
いずれにせよどこかにあるべきだとは思います。
まあどこかにあるべきだとは思いますが、著作権ページにはあるべきではな
いと考えます。重要なのは、それがGFDLの公的な解釈だと思われる可能性
があることです。
次に、解釈と適用除外について
Modehaさんのこのメールから2箇所引用します。
http://mail.wikipedia.org/pipermail/wikija-l/2004-July/000086.html
>2004年7月現在、すべての日本
>語版Wikipedia使用者は、履歴が記事の削除などによっていつか破損するか
>もしれないことを覚悟した上で投稿していますので、破損しても全く問題
>ありません。
これはWikipedia:著作権の記述を書き換えたから、ということでよいですか?
だとすると厄介なのは過去の投稿者がそれに同意していたかどうかがわからない
ことだと思います。
これについては問題ありません。たとえば、道路を広げることになった
ら、予定地に持ち主の分からない墓地があった。そういう場合、今私の住
んでいる日本では、現地と役所に張り紙をして、一定期間異議なき場合は
移動する、という告知を出したのちに移動させます。1週間という短い時間
ですが、誰でも見られるようにコミュニティ・ポータルにも掲示してあった
わけですし。そもそも2月のあの著作権ページの書き換えの際はそんなもの
もなかったので、にいつの間にか(勝手に)書き換わっちゃってたイメージ
が強く、むしろ2月の書き換えのほうが同意を得られたとは考えにくいと
私は思います。1週間という期間についても、変化の激しいネット社会では
著しく短すぎるとは思わないし、1週間という期限を作ったときにも異議が
唱えられていないのだからすべてにわたって承認が得られたと考えてよい
でしょう。もしTomos氏の主張どおりにしますと、日本語版Wikipediaは
今後永遠にGFDL1.2に移行できないということにもなってしまいます。
また、元々、GFDLの解釈を変える可能性があることも既に宣言してありま
すので二重に問題はないでしょう。
また、その考え方をとりますと、そもそも2月の著作権ページの書き換えも、
それ以前の投稿者の同意を得ていないので無効ということになります。
>「履歴全部リンク化しなくても、最新版へのリンクさえしてくれれば、
>Wikipediaの全利用者とWikiMedia財団はGFDL違反だなんて騒ぐことはない
>から安心してね」という宣言をしてもよいのでは?
よいと思います。少し細くすると、何月何日何時の版かを特定してもらうのが
いいような気もします。
(中略)
あと、ウィキペディアのコンテンツを直接利用せず、第三者のサイトなどを経由して
利用する利用者を考えると話が少し違ってくるのかも知れないと思うことがあります。
ウィキペディアのコンテンツを利用したサイトを二次利用者とすれば、その二次利用者
からコンテンツをとってきて利用するような、いわばウィキペディアにとっての3次
利用者のような存在を考えた場合には、GFDLをもう少し厳密に適用したいという人が
多いのではないかと。
こういう3次利用者については英語版でもメーリングリストでも議論になっているのを
見たことがないですが、現在、外部利用者に対するGFDLの要求を緩和したいという意見を
持っている人は、個々の投稿者の名前は省いてウィキペディアの名前だけ出してもらえば
いい、それによって結果としてウィキペディアがもっと繁盛する、あるいは認知される
ことにもなる、という路線で考えているような印象があります。ですが、2次利用者に
対して履歴のコピーを義務付けなかった結果、それを知らない3次利用者が履歴のない
GFDLコンテンツとして2次利用者のコンテンツを利用した場合には、ウィキペディアは
余り得をしないので嫌がる人がもう少し多いかと。
(後略)
私の主張は履歴を全部省略するという意味ではなく、Wikipedia内で何千回
更新が行われても、Wikipedia内の履歴表示は1行だけでいいですよ、という
宣言をしてもいい、という意味です、だから、Tomos氏の例で2次利用者が
書き換えをした場合、3次利用者が受け取る履歴は、
Wikipedia日本語版○○の記事xx年xx月xx日の版 (URI)
2次利用者の修正した履歴 xx年xx月xx日 (URI)
という2行になります。ので、Wikipediaの名前はしばらく残り続けます。
誰かが履歴欄の手抜きをしない限り。
Modeha