Shun Fukuzawa さんは書きました:
ゆきちです。
上記件、詳細出ました。
http://sigswo.org/A803_program.html
主催は、先のウィキマニアなどで発表されてきた福原、中山両先生です。これは
期待です。
行ってきました。既に資料が出ています。
資料を読んでもらえればわかりますが、とんでもなくすごかったです。人工知能
学会ということもあって、基本的には生成されたデータの解析及び応用といった
感じです。なんで、コミュニティの方針はあまり関与せず。ウィキペディア的に
は、「記事の履歴から執筆者の妥当性(書いた記事が消されていない、消されて
いる)を算出し、記事の信頼性を評価する」という試みがおもしろかったです。
立命館の鈴木さんと言う方の発表ですね。
あとは、何といっても鳥澤さんという方。招待講演をされていることからも分か
る通り、この道の重鎮の方のようで、記事のセクションに注目しながらその語の
意味を読み解いたり、英日の記事の比較を言語間リンクを使って比較するような
ことをやっていました。この方は、「ウィキペディアと協力出来ることはいくら
でもあると思う」と言っていただきました。
慶応の伊藤さんと言う方の「マスコラボレーション」の話、というのもおもしろ
かったです。「秀逸な記事」をピックアップして、その記事の執筆者動向を解析
するというもので、「主要な執筆者と草取り」について、大きく三つのパターン
があるという分析でした。
中山先生の「ウィキペディアのデータ解析のチュートリアル」というところで
は、ウィキメディアから取得できるデータ解析の基礎を教えてもらいました。
XMLよりSQLでやった方がいいとか、ツールにバグがあるので気をつけた方がいい
とか、そういうTipsを披露してもらいました。
他にも、分析、解析の立場からいろんな発表があり、小さめの教室ながらも満員
で立ち見、椅子の追加などが行われるくらいの盛況でした。
以上、簡単な報告でした。