Hare-Yukaiです。 私が「Wikipediaは小コミュニティの集合（寄り合い所帯）のようなスタイルを演じ て中心的な責任の不在を構成している。」、と述べたのはまったく根拠がないわけで はなく、これはある種のアナーキーな思考回路を持つシステム構築者なら一般的に考 えることです。私もその一人かもしれません。 私も昔、責任不在のシステムを商業的に構築したことがありまして、あるとき旧郵政 省に非公式に呼び出され、非公式な行政指導（んなもんあるのかよ！）を受けた上で 警視庁から家宅捜索を受けるという嫌がらせを思いっきり二回も受けました（が、書 類送検なし、ってなんだよ？？）。結局「責任不在」ってのはバレている人にはバレ ているわけです。 結局、「Wikipediaのシステムもこんな発想に基づいて構築されてるんだろう」、っ て考えると、奥の奥まで推測ができてしまうんですよね。そんなわけですから、私は 自分と似たような匂いを感じるWikipedaiは決して嫌いではありません。 ところで、アナーキーなコミュニティを構成していくと必ず起きるのが階級闘争です （階級闘争は共産主義における用語）。 今、皆さんが直面している問題はいわゆるアナーキーな世界における階級闘争の問題 そのものだと言えます。もっと言えば、皆さんがＷｉｋｉｐｅｄｉａのコミュニティ に対して持つ怒りは、いわばこの階級闘争に負けた者の怒りにあたると考えます。悪 い言葉で言えば負け組みの怒りです。 では、これに対する解決法は？、と言えばコミュニティを奪取するにはより大きなコ ミュニティで当たる、或いは、外部にアンチテーゼを構築するなどいくつかあります が、つまるところ、“階級闘争に対しては階級闘争で勝つしかない！”ということに 集約されます。また、階級闘争においては宣伝活動が重要な位置を占めます。その意 味で外部の掲示板は良いのですが、宣伝活動においては単に真実を伝えればいいとい うものではなく、“どれだけ効果的な宣伝を行うか”、の方が遥かに重要なのです。 転載について： このMLの投稿記事もGFDL契約に基づいていると仮定した場合ですが、転載については 一般の掲示板におけるような著作権にかかわる「お願い」は要らないようです。GFDL 契約の中に包括的に許諾が含まれると考えられます。 Wikipediaに投稿されたテキストは{GFDL}として扱われますから、一定の条件を守れ ば誰でも自由に使用することができます。許諾は不要です。私の意思に関係なく、 「あ、面白い記事見つけたから転載しちゃおう！」の乗りで自主的にやってくださ い。転載の許可の依頼はご丁寧な「ごあいさつ」として受けとめます。 GFDLのテキストの転載条件： まず、Wikipediaからの引用テキストには全てGFDLのライセンス契約の効力が及んで いると考えられます。このMLの投稿記事も例外ではないでしょう。 http://www.opensource.jp/fdl/fdl.ja.txt ですから、上記のGFDL契約の説明（またはリンク）を引用した先のページ（BBS等） のどこかに必ず入れる必要があります。 それと、履歴の継承が必要です。これは、記事のURLのリンクと、「いつ何時何分の 版からの転載」と記入なさることを忘れないで下さいということです。条件はそれだ けのようです。間違っていたらご意見ください。 ところで、私もそちらのBBSに書きたいと思うことがあるのですが、210.209.207.32 が規制されていますので書けません。このIPアドレスは開けていただけないでしょう か。 ----- Original Message ----- From: <wikipedia_2007(a)mail.goo.ne.jp> To: <wikija-l(a)lists.wikimedia.org> Sent: Tuesday, October 09, 2007 6:01 PM Subject: Re: [WikiJA-l] ここでいくら騒いでも投稿ブロックが解除された例はあり ません。