シュタミッツです。予防的などと言われて、即座に無期限ブロックされたら、無実の当事者としてはたまったもんじゃないでしょうね。
仮に予防的なブロックというものを認めるのであれば、予防的なブロック後、管理者側が用意したアカウントを一時的に使ってもらい、ブロックされた利用者に反論の機会を与えた上で投稿ブロック依頼を改めて行い、プライバシー侵害があったのかどうかをコミュニティで慎重に審議すべきです。今回もそうすればいいと思います。ただし、このような予防的ブロックを行うには、本来規則上の根拠が必要だと思います。
----- Original Message ----- From: "相馬朗" law.soma@gmail.com To: "Mailinglist of Japanese Wikipedia" wikija-l@lists.wikimedia.org Sent: Tuesday, December 21, 2010 5:34 PM Subject: Re: [WikiJA-l] 相馬朗様へ
ろうです。
地番を表す利用者名がプライバシー侵害となるのは、本当にその人がそこに住んでいる場合だけです。渡辺なんとかさんが、その地番に住んでいるのか確かめましたか?削除依頼からあっという間に投稿ブロックまで行っていることからすると、確認していないでしょう。地番をあらわすアカウント名を取得して編集することと、「○○氏の住所は△△である」と編集するのは、全く異なります。 (地番を表す)「○○」という利用者名でXの記事を編集しても、プライバシー侵害が成立するのはXが○○に本当に住んでいる場合だけです。
今回の場合、少なくとも投稿がなされた住所に極めて近い住所に集合住宅名まで含む利用者名でした。 仮にこの利用者名が示す住所が記事名の方のでなく投稿者ご本人の住所であったとしても、削除対象となるでしょう。 なぜならプライバシーの侵害の蓋然性が相当程度認められるからです。
しかし投稿ブロックは違います。投稿者に、投稿できなくなるという重大な不利益を与えることになるからです。特に今回のように無期限のブロックとなれば、ウィキペディアで最も重い措置でしょうから、本当に当該情報を本人が公表したことが無いのかの慎重な検討が必要になります。投稿者に、反論の機会も与えなければなりません。 反論の機会を事前に与えずに無期限ブロックして、なおかつ当該投稿者のMLへの投稿を制限するのみならず、MLで行われた必ずしも無意味でない反論まで削除してしまうことには、到底賛成できません。
このような予防的なブロックが認められないと、ブロック審議をしている間に多くの法的問題が発生する可能性があります。
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From Law_soma 相馬朗 ろう http://ja.wikipedia.org/wiki/user:Law_soma e-mail:law.soma@gmail.com _______________________________________________ https://lists.wikimedia.org/mailman/listinfo/wikija-l