Modehaです。最近、 Wikipedia‐ノート:著作権
によく書いてますがそれの続きです。このページでGFDL解釈の変更を発案し、ひとまずはほぼそのままの形で合意がいただけました。
このノートで成立した合意は、「Wikipediaではシステム上の都合によって執筆者名表示が正常に行われない場合があることを全利用者が容認する」というものでした。これにより、たとえば、サーバーのトラブルによって30万件の記事の更新記録が永遠に失われたとしても、最新版のテキストデータさえ誰かが持っていれば、そこから記事を復活させることができます。(これ以前は、紛失した途中の執筆者の名が表示できないから、記事の復活は絶対にできないという解釈を行う方もいました)また、翻訳記事でうっかりinterwikiを貼り忘れても、第2版以降できちんと貼ってあれば大目にみよう、という合意もできました。詳細は上記ノートページをごらんください。
私としてはまずこの合意ができた時点で、これに矛盾する表示の洗い出し(それは、Wikipedia:著作権ページだけとは限りません)を行い、それを一括して変更するのがよいのではないかと考えました。ただ、どうせいじらなけらばならないのなら、次のような点も考慮すべきでは、という意見もありました。
1つはsphl氏からで、GFDL解釈変更ではなく、利用規約で書くべきではないか、という意見がありました。
もう1つは、Tomos氏からで、システムの都合以外の理由(記事を書く上での利便性)でGFDL不整合が生じるのも容認しよう、という意見があります。これはTomos氏がどの部分を書き換えるか考えてくださるということなので、それを待っている段階です。
私からの新たな提案は2つあります、1つ目は、ほとんど誰も使っていない「/履歴」による履歴複写は制度から除外すべきではないか、ということです。詳細は上記のノートページに書いたので繰り返しませんが、ほとんど誰も使っていないのと、編集の要約で元の記事名を書けば十分だというのが理由です。
もう1つ。
Wikipedia:著作権ページ
では記事の外部利用について相当大きな条件がつけられており、実質的に外部利用はできない状態になっています。特に、Wikipedia内の過去の全部の版へリンクを貼れ、とかいうのは、GFDLを盾にWikipediaの記事の外部利用を実質的に禁じているようにしか見えません。Wikipedia内では、既にある記事の内容を利用する場合、元記事へのリンクを貼ればよいことで合意したのだから、外部利用に対してだけ厳格な利用を要求するのではなく、これももっと簡便にすべきでは?というのが2つ目の提案です。
Modeha