[WikiJA-l] ML 退会または一次的な投稿停止の提案・反対

mizusumashi(みずすまし) mizusumashi @ coda.ocn.ne.jp
2008年 9月 25日 (木) 16:24:52 UTC


nekosuki600 様

mizusumashiです。「追放」への言及において、ちょっと誤解か、ミスリードが
あるようなので、コメントします。加えて最後で、本題についても少し思うとこ
ろを述べます。

nekosuki600 @ mail.goo.ne.jp さんは書きました:
>  日本語版ではいまのところ「追放の方針」が採用されていません。んで、い
> まのところ arb.comができる可能性もないわけで、追放の方針が採用できるめ
> どは経っていません。結果として、日本語版におけるもっとも強い処遇という
> のは「解除期限を定めないブロック(無期限ブロック)」というやつで、事実
> 上はどうであるかってのは置いといて、「解除される可能性のあるブロック」
> しか存在せず、そしてその対話はこのMLで行うことと定められているわけです。
> つまり、このMLは、ブロックされている者にとっては最後の砦として指定され
> ており、しかも少なくとも建前上はすべての被ブロック者に対して解除願いの
> 道は開かれている、という構造になっています。
>  解除を想定しないブロック(追放)が存在するのならば、追放とした上でブ
> ロック解除願いを聞く必要がないとして目の前で扉を閉めてしまえばいいんで
> すが、そうはなっていない以上、その「最後の砦」の扉を閉めてしまうのはま
> ずいだろうと。

英語版の翻訳であり草案である[[Wikipedia:追放の方針]]をご覧になれば分かる
と思うのですが、英語版でいう“ban”、草案でいう「追放」は「解除を想定しな
いブロック」という意味ではありません。

有期限の追放(ban)もありますし、無期限の場合も解除しないという前提があ
るわけではありません。また、むしろ現在の日本語版で行われている投稿ブロッ
クよりは穏やかな処置である部分的な追放(ban)というものもあります。

文書を踏まえた上での私の解釈を交えることになりますが、英語版で「投稿ブ
ロック(block)」と「追放(ban)」が明確に区別されているのは、その措置の
長短や解除の可能性が問題なのではなく、前者が管理者がアカウントに行う具体
的なシステム・オペレーションであるのに対して、後者が基本的にコミュニティ
の判断による「人」への対処だから、という趣旨です。

例えば、新規アカウントが既存のウィキペディア利用者のアカウントとあまりに
類似しているという場合に無期限投稿ブロックをかける場合がありえますが、そ
の事情を理解して新しいアカウントを作成した場合に、投稿ブロック解除を申請
しなければならないのか、という問題がありえます。

英語版の「投稿ブロック(block)」と「追放(ban)」の明確な整理だと、それ
はアカウントが投稿ブロックされただけであって、人が追放されたわけではない
から、投稿ブロック解除を要請しなくとも新しいアカウントで活動するぶんには
何の問題もない、と説明できます。

(日本語版だと、同じ人の別アカウントに及ぶ投稿ブロックと及ばない投稿ブ
ロックがあり、それは投稿ブロック理由から合理的に推知すべし、という、英語
版よりは難しい説明をすることになるでしょう。まぁ、これは説明の便宜の話で
あって、管理者の投稿ブロックが繰り返しを持ってコミュニティの合意による追
放だと認める英語版のほうが、実際には曖昧な運用をしていることになろうかと
思いますが。)

なお、他のメーリングリスト参加者への参考として、少し新しい翻訳である[[利
用者:Mizusumashi/英語版“Wikipedia:Banning policy”02:28, 12 November 2007
UTC の対訳]]も紹介しておきます。

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一般論としては、ウィキペディアに対する暴言、揶揄の類については、本メーリ
ングリストでは寛容に扱っても良いのではないかと思います。とくに、それがな
にかしら投稿ブロックへの抗議を含んでいる場合はそうです。

しかし、それが投稿ブロックへの抗議を含んでいるとしても、外国人の日本語話
者に対する侮辱やヘイトスピーチでもあるならば、メーリングリストからの強制
退会をすべきであろうと思います(外国人の日本語話者に限らず、性別、人種、
民族、国籍などに関するものであれば、すべてそうです)。なお、ここで「外国
人」とは日本からみて外国人であることを意味します。

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  mizusumashi(みずすまし)




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